環境省のレポート

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循環経済行動計画に基づく今後の我が国の循環経済ビジョン|第1章循環経済を国家戦略として加速する日本の行動計画

循環経済への移行を、環境負荷の低減に加え、産業競争力、地域活性化、経済安全保障を支える国家戦略として位置付ける政策方針である。政府は2024年に基本計画、関係閣僚会議、移行加速化パッケージを整備し、2026年には循環経済行動計画を公表した。再生資源の供給網強靱化、国際資源循環ネットワーク、メタルリサイクル、再資源化拠点への官民投資を通じ、2030年に向けた移行加速を目指す。

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循環経済行動計画に基づく今後の我が国の循環経済ビジョン|第2章資源獲得競争の激化と日本の循環基盤の課題

世界で一次資源に加え再生資源の獲得競争が進む一方、日本では鉄スクラップや再生プラスチックの海外流出、リチウムイオン電池の原料調達偏在、不適正スクラップヤードの問題が示されている。国内で廃棄物等を資源として活用し、付加価値を生む経済社会システムへの転換が必要とされる。

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循環経済行動計画に基づく今後の我が国の循環経済ビジョン|第3章循環経済への移行に向けた取組

日本は、大量生産・大量消費・大量廃棄型の線形経済から、廃棄物を資源として再活用し付加価値を生む循環経済への転換を進めている。自動車向け再生プラスチックの市場構築、再資源化事業の認定、資源循環ネットワークの整備、自治体・企業・地域住民の連携、人材育成などを通じ、再生材の安定供給と地域基盤の強化を図る。

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循環経済行動計画に基づく今後の我が国の循環経済ビジョン|第4章循環経済行動計画が示す再生資源供給網強靱化と国際・地域連携

2026年4月に取りまとめられた循環経済行動計画は、重要鉱物・金属資源のリサイクルと再生材活用を、環境政策にとどまらない経済安全保障・産業競争力の課題として位置付ける。2030年を軸に鉄、アルミ、銅、永久磁石の再生材目標、官民投資、認定制度、海外流出対策、太陽光パネル・リチウムイオン電池対策を進め、日本をハブとする国際資源循環と地域・国民参加を目指す。

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循環経済行動計画に基づく今後の我が国の循環経済ビジョン|第5章地球温暖化対策と気候変動適応の総合推進

我が国は、温室効果ガス排出削減、科学的知見の充実、脱炭素社会・GXの実現、地域や産業の移行、森林等の吸収源対策、国際協力、気候変動への適応を総合的に進めている。排出量は減少傾向にある一方、世界全体では排出増加が続き、農業、災害、健康、インフラなどへの影響も既に現れている。2050年ネット・ゼロを軸に、法制度、投資、技術開発、地域連携、企業行動、生活様式を組み合わせ、緩和と適応を同時に強化する方針で...

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循環経済行動計画に基づく今後の我が国の循環経済ビジョン|第6章生物多様性国家戦略2023-2030の実施と自然共生社会に向けた取組

2022年12月採択の昆明・モントリオール生物多様性枠組を踏まえ、我が国は2023年3月に生物多様性国家戦略20232030を閣議決定した。2050年の「自然と共生する社会」に向け、2030年ネイチャーポジティブを掲げ、地域、企業、自治体、市民が参加する保全・回復、持続可能な利用、自然とのふれあい、国土・海洋の管理、希少種・外来種対策、国際協力、データ整備を進めている。2026年2月公表の中間評価...

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循環経済行動計画に基づく今後の我が国の循環経済ビジョン|第7章循環型社会の形成と循環経済への移行

日本は、天然資源の消費を抑え環境負荷を低減する循環型社会の形成に向け、廃棄物の発生抑制、再利用、再資源化、適正処分を進めている。第五次循環型社会形成推進基本計画は、資源生産性や循環利用率、最終処分量などについて2030年度目標を設定した。2024年度の一般廃棄物総排出量は3,811万トン、2023年度の産業廃棄物排出量は3億6,725万トンだった。資源有効利用促進法の改正、再資源化事業等高度化法の...

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循環経済行動計画に基づく今後の我が国の循環経済ビジョン|第8章水・土壌・海洋・大気環境の保全と再生に向けた取組

水循環基本法や各種環境法令に基づき、流域管理、水質・地下水・土壌の汚染対策、湖沼・閉鎖性海域・海洋ごみ・放射性物質の監視、大気汚染や騒音対策を横断的に進めた。水質やPM2.5などで高い環境基準達成率が見られる一方、湖沼の水質、光化学オキシダント、地下水・土壌汚染、海洋ごみなど課題も残る。制度改正、モニタリング、施設整備、地域・企業・国際連携を組み合わせ、良好な環境を地域活性化や生活の質向上にも活用...

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循環経済行動計画に基づく今後の我が国の循環経済ビジョン|第9章包括的な化学物質対策の現状と制度・国際協力

化学物質による環境汚染と健康・生態系への影響を抑えるため、環境実態調査、化学物質審査規制法やPRTR制度に基づく管理、ダイオキシン類・農薬・PFAS等への対応、リスク評価とばく露モニタリング、子どもの健康調査、情報共有を進めている。国内では制度見直しや規制対象物質の追加、排出基準の運用、事業者への情報伝達を実施し、国際的にはGFC、POPs条約、水俣条約、OECD等を通じて規制調和、能力構築、モニ...

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循環経済行動計画に基づく今後の我が国の循環経済ビジョン|第10章環境危機への総合対応と持続可能な社会への移行

第六次環境基本計画を軸に、環境保全、地域循環共生圏、グリーン経済、研究開発、国際協力、地域づくり、環境保健、公害紛争処理まで、政府の環境施策を広範に整理している。環境保全経費は2026年度に3兆2,835億円。環境ビジネスは2024年に市場規模約136兆円、雇用規模約296万人へ成長した。脱炭素先行地域、JCM、ESG金融、環境技術の実証、国際的なシナジー形成などを通じ、気候変動、生物多様性損失、...