8月の米ISM景況感指数、関税コストが雇用を下押し、さらなるコスト増回避へ駆け込みの動きも
米国のサプライマネジメント協会(ISM)は9月2日に8月の製造業景況感指数を、9月4日に非製造業景況感指数をそれぞれ発表した。製造業景況感指数は48.7で前月から0.7ポイント改善したが、基準値の50を依然として下回った。項目別では雇用(43.8)が最も大きな押し下げ項目で、生産(47.8)、在庫(49.4)も基準値を下回った。他方で受注(51.4)は7カ月ぶりに基準値を上回ったが、「新規受注に関...
米国のサプライマネジメント協会(ISM)は9月2日に8月の製造業景況感指数を、9月4日に非製造業景況感指数をそれぞれ発表した。製造業景況感指数は48.7で前月から0.7ポイント改善したが、基準値の50を依然として下回った。項目別では雇用(43.8)が最も大きな押し下げ項目で、生産(47.8)、在庫(49.4)も基準値を下回った。他方で受注(51.4)は7カ月ぶりに基準値を上回ったが、「新規受注に関...
米国のドナルド・トランプ大統領は9月5日、相互関税の対象外となる品目を修正する大統領令を発表した。4月に発表した相互関税に関する大統領令の付属書2を修正し、特定の水酸化アルミニウムや樹脂、シリコーン製品を削除した一方、地金関連製品や1962年通商拡大法232条に基づく調査対象となっている特定の重要鉱物と医薬品を追加した。修正した付属書2は米国東部時間9月8日午前0時1分以降に通関された輸入に適用す...
ウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領は8月31日から9月3日、中国を公式訪問した。上海協力機構(SCO)第25回首脳会議に参加したほか、習近平国家主席と首脳会談を行った。9月2日の首脳会談では包括的戦略パートナーシップについて確認し、2024年に140億ドルを超えた貿易額を200億ドルに拡大する方針を示した。中国による投資プロジェクトが総額600億ドルを超えたことを踏まえ、活発な投資を確...
米国労働省は9月5日、8月の雇用統計を発表した。失業率の上昇や、市場予想(7万5,000人増)を大きく下回る非農業部門の新規雇用者数など、労働市場の減速が一段と進んでいることを示している。失業率は4.3%となり、広義の失業率は8.1%(2021年10月以来の水準)に上昇した。非農業部門の新規雇用者数は2万2,000人増で、6月の数値が2020年12月以来初の減少となる1万3,000人減へと下方改定...
英国政府は8月28日、カンナビジオール(CBD)を配合した食品3製品の新規食品(Novel Food)としての認可申請について、意見公募を開始した(11月20日締め切り)。英国でCBD食品の認可申請に関する意見公募は初めて実施される。CBDについては、2019年1月に欧州委員会が新規食品として取り扱うことを決定し、CBD食品は欧州委員会の認可を受けなければ合法的に販売できなくなった。今回の意見公募...
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は8月31日から9月3日にかけて中国を訪問し、上海協力機構(SCO)の首脳会議や第7回となる中国、モンゴル、ロシアの3者首脳会談、中ロ首脳会談に出席した。9月2日のロシア、中国、モンゴル首脳会談の結果、ロシアから中国に延びる計画のガスパイプライン「シベリアの力2」と、モンゴルを通過する部分の「ソユーズ・ボストーク」の建設に関する法的拘束力のある覚書が締結された。...
米国のドナルド・トランプ大統領は9月6日、11月に南アフリカ共和国ハウテン州で開催される予定のG20首脳会議を欠席し、代理としてJ.D.バンス副大統領を派遣すると表明した。トランプ大統領は「南ア政府は悪い政策を取っている」と批判し続けており、両国関係の緊張が高まっていた。同大統領の2025年1月の就任以降、米国と南アの関係は冷え込みが続いており、南アが議長国を務めるG20会議には米国閣僚の欠席が続...
米国のドナルド・トランプ大統領は9月5日、パレスチナ自治区ガザ地区で拘束されている人質の解放に向けてハマスと「非常に深い交渉」を行っていることを明らかにした。生存しているとみられる約20人の人質のうち、一部は「最近死亡した可能性がある」と述べ、事態の深刻さを示唆した。トランプ大統領は7日にSNS「トゥルース・ソーシャル」で「誰もが人質の帰還を望んでいる。イスラエルは私の条件を受け入れた。ハマスも受...