レポート一覧

「精神障害」の労災支給決定件数が6年連続の増加~厚生労働省の2024年度「過労死等の労災補償状況」

厚生労働省が公表した2024年度「過労死等の労災補償状況」によると、精神障害の労災支給決定件数が6年連続で増加し、1,055件(前年度比172件増)となりました。労災請求件数は脳・心臓疾患が1,030件、精神障害が3,780件で、精神障害は4年連続の増加です。脳・心臓疾患では「運輸業、郵便業」の請求件数(213件)と支給決定件数(88件)が最多で、特に「道路貨物運送業」と「自動車運転従事者」が目立...

出身地域で固定的な性別役割分担意識があったと感じている人の割合は、東京圏以外の出身者のほうが高いことが明らかに~内閣府男女共同参画局が「2025年版男女共同参画白書」をとりまとめ

内閣府男女共同参画局が公表した「2025年版男女共同参画白書」で、地域における固定的な性別役割分担意識の実態が明らかになりました。出身地域で固定的な性別役割分担意識があったと感じる割合は、すべての項目で男性より女性のほうが高く、男女ともに東京圏出身者より東京圏以外の出身者のほうが高い結果となりました。人口移動では22歳がピークで、東京圏への転入は雇用環境と正の相関があり、特に20代女性で最も強い相...

「女性に選ばれる地方」の実現に向け、全国各地での女性の起業支援など打ち出す~政府の「女性版骨太の方針2025」

政府は6月10日に「女性版骨太の方針2025」を決定し、女性に選ばれる地域づくりを最重要課題として位置づけました。方針では①女性が活躍できる地域づくり②希望に応じた働き方の環境整備③意思決定層への女性参画拡大④安心・安全な社会の実現⑤取り組みの加速化の5つを重点項目に設定。特に地方における女性の起業支援では、全国の男女共同参画センターを拠点とした支援体制を構築し、女性起業家の割合を2033年までに...

大罷免をめぐる与野党攻防、頼清徳政権1周年、馬英九元総統の訪中(2025年4月上旬-2025年7月上旬)

台湾・政治大学日本研究プログラム副教授の石原忠浩氏による「大罷免をめぐる与野党攻防、頼清徳政権1周年、馬英九元総統の訪中」について、2025年4月上旬から7月上旬にかけての台湾政治情勢を詳細に分析したものです。...