レポート一覧

産学連携ノート(8)海の向こう ~ドイツ

産学連携におけるドイツの取り組みについて分析・解説したものです。この記事は機械振興協会経済研究所の中島一郎特任研究主幹による「産学連携ノート」シリーズの第8回として、2025年7月に発表されたコラムです。中島氏は研究組織論、セキュリティ・マネジメント、産業技術政策を専門領域としており、これまでの産学連携ノートシリーズでは「ある方程式の空振り」「リニアの呪い」「遥かな夜總會」などのテーマを扱ってきま...

消費者マインドアンケート調査(試行)の集計結果(2025年7月分)~暮らし向き(半年後):「やや悪くなる」と「悪くなる」を合わせると約6割を占めています。

経済社会総合研究所の最新発表によると、2025年7月23日に公表された消費者マインドアンケート調査(試行)の結果が明らかになった。本調査は2025年6月21日から7月20日の期間に実施され、99人(男性70人、女性29人)から回答を得た。年代別では20代以下が36人と最多で、次いで50代が22人、60代以上が21人、40代が11人、30代が9人という構成であった。...

「エネルギー基本計画」ってなに?

エネルギー基本計画は、日本のエネルギー政策の全体方針を示す重要な政策文書である。エネルギー政策基本法(平成14年法律第71号)に基づき、少なくとも3年ごとに検討が加えられ、必要に応じて見直される仕組みとなっている。この計画には、その時々の日本が直面するエネルギー問題や課題が反映され、時代のニーズに応じた政策方針が示される。...

世界の和光ブランドへ、日本の美意識を発信。銀座の本店は「匠」の感動空間に

和光代表取締役社長の庭崎紀代子氏は、銀座の象徴的存在である和光を「和光ブランド」として確立し、世界に向けて日本の美意識を発信する取り組みを進めている。コロナ禍で経営的に厳しい状況に直面したことをきっかけに、和光の存在意義を根本から見直し、単なる小売店ではなく「和光」という一つのブランドになることを目指すようになった。...

安心・安全なメタバースの実現に関する研究会 報告書2025(案)

総務省の最新発表によると、2025年7月23日に開催された「安心・安全なメタバースの実現に関する研究会」第16回会合において、報告書2025(案)が議論された。本研究会は、メタバースの健全な発展と利用者保護を両立させるための政策的枠組みの検討を目的として設置されたもので、産学官の専門家が参画している。...

日本経済をどう再浮上させるか:講演会資料

財務総合政策研究所の最新発表によると、宮本弘曉氏による講演「日本経済をどう再浮上させるか」において、日本経済の長期的凋落と再浮上の可能性について包括的な分析が示された。講演では、「40年周期説」を紹介し、日本が幕末(1865年)、太平洋戦争敗戦(1945年)に続き、2025年に「底」を迎える可能性を提示した。現在の日本経済は「3低1高の日本病」(低成長、低物価、低賃金、高債務)に特徴づけられる長期...

【挨拶】最近の金融経済情勢と金融政策運営 高知県金融経済懇談会における挨拶 日本銀行副総裁 内田眞一

日本銀行の最新発表によると、内田眞一副総裁は2025年7月23日の高知県金融経済懇談会において、日本経済の現状と金融政策運営について包括的な見解を示した。内田副総裁は、日本経済は一部に弱めの動きが見られるものの緩やかに回復していると評価した。ただし、米国の関税政策など各国の通商政策の影響により、先行きの成長ペースは一旦鈍化すると予想している。...