債券市場サーベイ(2026年8月調査)

概要

日本銀行金融市場局は2026年9月1日、2026年8月3日~7日に実施した債券市場サーベイを公表した。調査対象先は77先。長期国債流通市場の機能度判断DIは現状が前回の-16から-12へ、3か月前と比べた変化は12から0へ推移した。ビッド・アスク・スプレッド、注文量、取引頻度、取引ロットはいずれも現状DIがマイナスで、価格・ロットのアベイラビリティ判断DIはそれぞれ16、19だった。新発国債利回りは、2026年9月末から2028年度末にかけて、2年債平均が1.58%から1.96%、5年債が2.08%から2.36%、10年債が2.82%から3.00%、20年債が3.71%から3.76%、30年債が3.98%から4.01%と見込まれた。次回公表予定日は2026年12月1日。

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要点

  • 調査対象先は77先、回答期間は2026年8月3日~8月7日。
  • 債券市場の機能度判断DI(現状)は-12、3か月前と比べた変化は0。
  • ビッド・アスク・スプレッド、注文量、取引頻度、取引ロットの現状判断DIはマイナスだった。
  • 新発10年債利回りの平均見通しは、2026年9月末の2.82%から2028年度末の3.00%へ推移した。

概要

「債券市場サーベイ<2026年8月調査>」は、日本銀行金融市場局が長期国債の流通市場を念頭に実施した調査である。対象は、国債売買オペ対象先のうち協力を得られた先と、大手機関投資家(生命保険会社、損害保険会社、投資信託委託会社等)である。

調査は、債券市場の機能度と流動性を、機能度判断、ビッド・アスク・スプレッド、注文量、取引頻度、取引相手数、取引ロット、意図した価格・ロットでの取引可否から把握し、各年限の新発国債利回り見通しも集計している。DIは「1」の回答比率から「3」の回答比率を引いた%ポイントで算出される。

詳細

機能度判断DI(現状)は前回-16から今回-12、変化DIは前回12から今回0となった。現状の構成比は「高い」6%、「さほど高くない」75%、「低い」18%で、回答先数はそれぞれ5先、58先、14先だった。

各論の現状DIは、ビッド・アスク・スプレッド-25、注文量-33、取引頻度-6、取引相手数-3、取引ロット-16。価格アベイラビリティは16、ロット・アベイラビリティは19だった。変化DIは、スプレッド-4、注文量-5、取引頻度-11、取引相手数2、取引ロット-5である。

新発国債利回りの平均見通しは、2026年9月末から2028年度末まで、2年債が1.58%、1.68%、1.77%、1.85%、1.92%、1.96%、5年債が2.08%、2.17%、2.24%、2.29%、2.34%、2.36%。10年債は2.82%、2.90%、2.95%、2.98%、3.01%、3.00%である。

20年債の平均見通しは3.71%、3.74%、3.76%、3.76%、3.78%、3.76%、30年債は3.98%、4.01%、4.02%、4.02%、4.03%、4.01%である。各年限の回答先数は、2年・5年・20年が75先、10年が76先、30年が74先だった。

新発10年債利回りの確率分布は、2027年度末が低い順に0.4%、1.1%、2.2%、6.1%、15.6%、27.7%、24.9%、13.9%、6.0%、2.1%、2028年度末が0.9%、1.2%、3.0%、6.6%、14.8%、25.7%、22.3%、15.0%、7.8%、2.6%だった。公表資料には市場機能度判断DIの推移図と調査対象先に関する注記も掲載されている。

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