国土交通省は2025年7月31日、不動産価格指数の令和7年4月・第1四半期分を公表した。住宅総合の季節調整値は前月比3.2%下落の142.1となり、商業用不動産総合の季節調整値は前期比0.6%下落の144.3となった(2010年平均=100)。
住宅分野では、住宅地が前月比1.2%減の117.2、戸建住宅が前月比5.5%減の118.5、マンション(区分所有)が前月比1.6%減の213.2となった。商業用不動産では、店舗が前期比横ばいの159.7、オフィスが前期比5.4%減の170.9、マンション・アパート(一棟)が前期比2.4%増の172.2となった。
不動産価格指数は不動産取引価格情報に基づく公的な価格指標として、不動産市場の動向把握と政策立案に重要な役割を果たしている。速報値として公表され、初回公表後3ヶ月間は改訂が行われる。国土交通省不動産・建設経済局不動産市場整備課が調査を担当している。