令和8年版 水循環白書|第6章令和8年版 水循環白書 第6章 水循環に関する普及啓発活動の推進

概要

令和7年度に政府や地方公共団体、民間団体等が連携して実施した、水循環の重要性を伝える普及啓発活動をまとめる。「水の日」「水の週間」の行事を中心に、森林・ダムや下水道、農業用水についての情報発信、カードや見学会を通じた周知、民間の環境活動への支援、万博での展示などを記載している。行事の実施件数や参加施設数、カードの発行状況等も示す。

この要約はAIによって自動生成されたものです。内容の正確性については元記事をご確認ください。

要点

  • 「水の日」「水の週間」の行事や広報を、国・地方公共団体・事業者・民間団体が連携して実施した。
  • 令和7年度の「水の日」趣旨にふさわしい事業は345件、ブルーライトアップの参加施設は199施設だった。
  • ダムカードやマンホールカード等を通じた情報発信は、施設への訪問や観光振興にもつながっている。
  • 民間企業等の活動支援として、水辺の環境活動プラットフォームと公式SNSを開設した。

概要

本章「水循環に関する普及啓発活動の推進」は、令和8年版水循環白書の令和7年度に政府が講じた施策として、健全な水循環への理解や関心を広げる活動を扱う。構成は「『水の日』及び『水の週間』関連行事の推進」「戦略的な情報発信等」「民間企業等が行う普及啓発活動への支援」「海外向けの情報発信」。森林やダム、水資源、下水道、農業用水等を題材に、行事、展示、ウェブ発信、表彰、カード配布などの方法が記されている。

「水循環基本法」は、国民の理解や関心を深めるため、8月1日を「水の日」と定めている。令和7年度の関連行事は、中央行事や作文コンクール、功績者表彰のほか、各地での見学会、講演会、展示会等に広がった。国・地方公共団体・事業者・民間団体が連携し、若い世代を含む幅広い人々へ水循環の意義を伝える取組が行われた。

影響

若い世代を中心とする普及啓発に力を入れ、SNSやウェブサイトを用いた広報、「水の日」応援大使シャワーズの行事への派遣、PR動画の公開を行った。

ダムカードを目的にダムを訪れる人が増え、地方公共団体等がカードを地域活性化に活用し、来訪者を観光施設等へ誘客する取組も行われている。マンホールカードは下水道の役割を周知し、観光客等に各地へ足を運んでもらうことで観光振興につなげている。

国立公園等の自然体験イベントを通じ、水環境について学ぶ機会を提供した。水辺の環境活動プラットフォームでは、行政・企業・団体の取組等について情報共有を行った。

詳細

(「水の日」及び「水の週間」関連行事の推進)令和7年度は関連事業を345件実施し、ブルーライトアップには199施設が参加した。令和6年度の参加は171施設だった。8月1日の「水を考えるつどい」と全日本中学生水の作文コンクール表彰式には瑶子女王殿下が臨席し、おことばを述べた。「水の週間中央行事」では講演やパネルディスカッション、水のワークショップ・展示会等を実施。第47回作文コンクールは中学生を対象とし、優秀作品に最優秀賞(内閣総理大臣賞)等を授与した。優秀賞以上の受賞者のうち希望者には一日事務所長体験を設けた。第40回水とのふれあいフォトコンテスト、上下流交流活動への助成、ダムや浄水場の施設見学会、全国の講演会・展示会、ポスター配布も行った。

(戦略的な情報発信等)7月21日から31日までを「森と湖に親しむ旬間」とし、各地の森林や管理ダムで水源林・ダムの見学会等を実施した。水資源行政に永続的に尽力するなど顕著な功績のあった2個人、5団体を水資源功績者として表彰した。ダムカードは国土交通省・水資源機構の管理ダムのほか、一部の自治体や発電事業者の管理ダムでも作成し、管理事務所や周辺施設で配布する。大きさや情報項目は全国で統一され、写真、型式、貯水池容量、建設技術等を掲載する。平成19年7月に111ダムで配布を始め、令和8年1月16日時点で832ダムに広がった。

マンホールカードは、蓋を管理する地方公共団体と下水道広報プラットホームが共同作成するカード型パンフレット。平成28年4月の第1弾以降、令和7年12月時点で全国762団体、1,221種類が発行され、総発行枚数は約2,130万枚となった。水が伝える豊かな農村空間を題材にした第5回写真コンテストを後援し、農業用水利施設の役割を伝える「水の恵みカード」は平成28年の「水の日」に配布を始め、令和8年3月末時点で計116種類。水源林については、「水源の森百選」の所在地、森林の状態、下流域での水利用状況等をウェブサイトで発信した。

(民間企業等が行う普及啓発活動への支援)健全な水循環の維持・回復の取組を進めるため、平成26年発足のWater Projectをリニューアルし、令和7年5月に「水辺の環境活動プラットフォーム」ウェブサイトを開設した。良好な環境を創出する取組の強化の一環で公式SNSも新設し、水環境等の保全・活用に関する行政、企業、団体の取組を共有した。

(海外向けの情報発信)大阪・関西万博では、令和7年8月に大屋根リングをブルーライトアップし、9月にフューチャーライフビレッジで展示した。アニメーションやプロジェクションマッピング等により、日本の水循環に関する技術・知見を紹介し、滋賀県、安曇野市、熊本市のパネルで、各地域独自の歴史や文化を伝えた。

関連記事