内閣府は8月8日、令和7年7月の景気ウォッチャー調査結果を公表した。7月の現状判断DI(季節調整値)は前月差0.2ポイント上昇の45.2となり、3か月連続の上昇となった。家計動向関連DIが上昇したことが寄与した一方、企業動向関連と雇用関連のDIは低下した。
家計動向関連DIでは、小売関連が低下したもののサービス関連等が上昇し、全体として上昇した。企業動向関連DIは非製造業の低下により全体で低下、雇用関連DIも低下した。
7月の先行き判断DI(季節調整値)は前月差1.4ポイント上昇の47.3となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇した。原数値では、現状判断DIが前月差0.4ポイント上昇の45.5、先行き判断DIが前月差0.1ポイント上昇の47.0となった。
今回の調査結果について内閣府は「景気は、持ち直しの動きがみられる。先行きについては、価格上昇や米国の通商政策の影響を懸念しつつも、持ち直しの動きが続くとみられる」と総括している。調査結果には地域別の詳細データも含まれている。