報道・白書・広報イベント|防衛大臣記者会見(10月30日)を掲載
概要
防衛大臣は、米海兵隊が11月25日から12月6日までのうち10日間、矢臼別演習場で実弾射撃訓練を行うと発表した。訓練はSACO最終報告に基づき沖縄県道104号線で行われていた訓練を本土の自衛隊演習場に分散するもので、沖縄の基地負担軽減に資すると説明。日米共同訓練の内容は調整中で、より高度かつ実践的な訓練を更なる射撃訓練も含め前進させる考えを示した。また、在沖米海兵隊員の強盗殺人容疑逮捕を受けた再発防止策について、日米実務者間で協議し、結論が出たものから発表・実行すると述べた。
要点
- 米海兵隊は11月25日から12月6日までのうち10日間、矢臼別演習場で実弾射撃訓練を行う。
- 日米は共同訓練の具体的内容を調整中で、より高度かつ実践的な訓練を更なる射撃訓練も含め前進させる方針。
- 在沖米海兵隊員の強盗殺人容疑逮捕を受け、日米の実務者が再発防止策を協議している。
概要
矢臼別での訓練は、かつて沖縄県道104号線を封鎖して実施していた米海兵隊の実弾射撃訓練を、SACO最終報告に基づき本土の自衛隊演習場へ分散する取り組みの一環である。対象となる演習場は本土の5か所。
大臣は、安全保障環境が一層厳しさを増す中、日米同盟の抑止力・対処力を強化するため、より高度かつ実践的な共同訓練を増やす取り組みを続けてきたと述べた。最近の例として「キーン・ソード」を挙げ、過去最大規模の日米部隊の一時展開などがあったと説明した。
影響
大臣は、訓練の分散が危険性の低減と円滑な交通の確保につながり、沖縄県の負担軽減に資すると説明した。また、戦後80年以上を経ても沖縄の人々が大きな基地負担を担っていることを重く受け止め、基地負担軽減策を着実に実施すると述べた。
大臣は、矢臼別演習場周辺の理解と協力が重要とし、安全確保に万全を期し、地域への影響を最小限にするよう努めると述べた。
大臣は、共同訓練の進捗により日米同盟の態勢と能力が強化されていることを歓迎した。
詳細
米海兵隊は11月25日から12月6日までの期間中、矢臼別演習場で10日間、実弾射撃訓練を実施する。
日米は具体的な共同訓練の内容について調整を続ける。大臣は、フィリピンでのヘグセス米国防長官との会談で、今後の高度かつ実践的な共同訓練を更なる射撃訓練も含め一層の切迫感を持って進める意向を示した。質問で例示されたタイフォン中距離ミサイルシステムや陸上自衛隊の25式SSMの実射訓練が対象となるかは明らかにされていない。
在沖米海兵隊員が強盗殺人容疑で逮捕された事件について、日米のハイレベル実務者を中心に、実効性のある再発防止措置を協議中。大臣は、結論を予断せず、できるだけ早く結論を出し、決まったものから発表して実行に移す考えを示した。リバティー制度や合同パトロールの現時点での評価には具体的に回答せず、米側は今後さらに行動指針を精査すると承知していると述べた。