金融庁、G-SIB評価枠組みの改訂文書と市中協議文書を公表
概要
バーゼル委は、G-SIB選定指標の多くを年間平均値に変更する最終文書を公表した。また、欧州銀行同盟域内の国境を越えたエクスポージャーの扱いを枠組みに組み込むことについて意見を求める市中協議を開始し、コメントの提出期限を2027年1月14日とした。
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要点
- 最終文書は、G-SIB選定指標の多くを年間平均値に変更する。
- 別途、G-SIB評価手法のレビューに関する市中協議文書が公表された。
- コメント提出期限は2027年1月14日。
概要
バーゼル銀行監督委員会(バーゼル委)は2026年10月16日、最終文書「グローバルなシステム上重要な銀行(G-SIB)-ウィンドウ・ドレッシング行動に対処するための評価枠組みの改訂」を公表した。これは、2019年12月公表の「統合されたバーゼル枠組み」にあるG-SIB評価手法の規定を一部改訂するもので、2024年3月から実施された市中協議の結果を踏まえて最終化された。
市中協議文書「G-SIB評価手法のレビュー」では、2022年に合意した欧州銀行同盟(EBU)域内の国境を越えたエクスポージャーの取扱いを、G-SIB枠組みに組み込むことの是非について意見を求めている。
影響
年間を通した平均値を用いる変更は、基準日付近の一時的なポジション等の調整によって評価を引き下げようとするウィンドウ・ドレッシング行動を抑制することを目的としている。
詳細
改訂の対象はG-SIB選定に用いる指標の多くで、評価に使う値を年間を通した平均値に変更する。ウィンドウ・ドレッシングとは、選定データの報告・開示の基準日付近に一時的にポジション等を調整し、システム上の重要性に関する評価を引き下げようとする規制裁定行動を指す。
市中協議文書へのコメントは、2027年1月14日(木曜)までにバーゼル委宛に英文で提出するよう案内されている。