資源確保関連3法案を閣議決定、エネルギー供給の強靱化へ
概要
政府は、原油等の輸送経路の多角化、海上輸送保険の履行確保、JOGMECの業務拡大を柱とする資源確保関連3法案を閣議決定しました。中東情勢を含む世界の構造変化を踏まえ、化石燃料の調達先・輸送経路を多角化し、調達リスクを低減することで、エネルギー需給構造の強靱化と調達安定性の抜本的な向上を目指します。法案は第222回国会に提出予定です。
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要点
- 指定水路の利用合理化に取り組む事業者へ交付金を交付し、納付金を制度原資とします。
- 政府が国内損害保険会社へ交付金を交付し、必要な保険債務の履行を支えます。
- JOGMECの業務に、資源・燃料事業への出資や債務保証、CCSへの助成を加えます。
概要
中東情勢をはじめとするエネルギーを巡る世界の構造的変化を受け、政府は資源確保関連3法案を閣議決定しました。法案は現在開会中の第222回国会に提出される予定です。
各法案は、原油等の輸送、海上輸送保険、資源・エネルギー事業を対象に、調達先や輸送経路の多角化と供給構造の強化を進める枠組みです。
影響
政府は、原油等の化石燃料の調達多角化とリスク低減を通じ、調達安定性の抜本的な向上を図ります。
詳細
「原油等の安定的な輸送の確保のための指定水路の利用の合理化に関する法律案」は、ホルムズ海峡を長期間通れない状況を踏まえた措置です。指定水路の利用合理化に取り組む事業者を交付金で支援し、指定石油製品の製造・輸入業者から納付金を徴収します。
「特定貨物保険契約及び特定船舶保険契約の履行の確保に関する特別措置法案」は、外国政府等の措置で外国保険会社による再保険の引受けが禁止され、契約の締結・継続が困難になる場合に対応します。政府が国内損害保険会社へ、債務履行に必要な額を交付します。
「独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構法の一部を改正する法律案」は、JOGMECに原油等輸送事業、バイオ等燃料製造事業、金属再生資源の製錬事業への出資・債務保証と、CCSへの助成金交付等を追加します。