金子大臣会見要旨
概要
令和8年熊本地震での煙突倒壊被害を踏まえ、国土交通省は関係省庁と連携して全国の類似煙突の損傷や劣化状況を調査している。調査表の提出に遅れが生じているため速やかな報告を求め、報告がなされ、結果がまとまり次第公表する。損傷・劣化が確認された煙突の応急的な補修など、都道府県等による所有者への安全確保の働きかけに活用する。今後は、有識者委員会による倒壊原因の検証を踏まえ、耐震診断・耐震改修や、調査対象外の煙突への安全確保策を検討する。
要点
- 調査結果は、報告がなされ、結果がまとまり次第公表される。
- 損傷・劣化が確認された煙突の応急的な補修などに調査結果を活用する。
- 倒壊原因の検証後、耐震診断・耐震改修などの対策を講じる。
- 高さ60m以下など対象外の煙突も、必要に応じて今後の安全確保策を検討する。
概要
令和8年熊本地震で煙突が倒壊した被害を踏まえ、国土交通省は関係省庁と連携し、全国の類似する煙突の損傷や劣化状況を調査している。対象は高さ60mを超える鉄筋コンクリート造の煙突である。
影響
調査結果は、損傷や劣化が確認された煙突について、都道府県等が所有者に当面の安全確保を働きかける際に活用される。
詳細
調査は9月7日を締切としているが、一部事業者で損傷状況などの確認に時間を要し、調査表の提出が遅れている。国土交通省は速やかな報告を求め、報告がなされ、結果がまとまり次第公表する。
今回の調査では耐震診断の有無や耐震性を尋ねる項目はない。対象設定は、今回倒壊した煙突がいずれも高さ60mを超える鉄筋コンクリート造だったこと、高い煙突ほど地震による揺れ方が複雑になること、建築基準法が平成19年(2007年)に高さ60mを超える煙突の耐震基準を強化したことを踏まえたものである。
今後は有識者委員会で倒壊原因を検証し、その結果を踏まえて必要な耐震診断・耐震改修などを検討する。高さ60m以下など調査対象外の煙突についても、必要があれば安全確保策を検討する。日本製紙の煙突倒壊原因が現在の耐震基準を満たしていない場合に全国の煙突を改めて耐震調査するかについて、この時点で判断を示さず、有識者委員会の判断を待つとしている。