第12回がん診療連携拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ(議事録)
概要
令和8年7月14日の第12回ワーキンググループで、2040年を見据えたがん医療提供体制の均てん化・集約化、第4期がん対策推進基本計画の中間評価を踏まえた指定要件の見直し、がん拠点病院等の整備に関する指針の改定概要(案)が議論された。手術療法・放射線療法の診療実績、公表、薬物療法とがんゲノム医療、都道府県がん診療連携協議会の役割、相談支援、緩和ケア、オンライン診療、BCPなどの案が示され、事務局案は了承された。細かい文言は事務局と再度相談し、座長が取りまとめて、がん診療提供体制のあり方に関する検討会へ報告する予定とされた。
要点
- 指定要件の改定案をワーキンググループとして了承した。
- 2040年を見据えた均てん化・集約化と中間評価を改定の柱とした。
- 手術療法は年間400件以上、放射線療法は年間200人以上を必須要件とする方向が示された。
- 指定期間を現行の4年ごとから3年間に変更する案が示された。
概要
健康・生活衛生局がん・疾病対策課が事務局を務める令和8年7月14日の会合で、指定要件の見直しと指針改定概要(案)が扱われた。
見直しは、2040年に向けた持続可能ながん医療提供体制の確保と、第4期がん対策推進基本計画の中間評価を踏まえた対応を中心に整理され、制度の大きな枠組みは変更しない案とされた。
影響
了承を受け、座長が議論を取りまとめ、7月開催予定のがん診療提供体制のあり方に関する検討会へ報告する予定とされた。検討会で最終検討と了承を得た場合、新しい整備指針として厚生労働省から発出される予定である。
詳細
手術療法と放射線療法は、令和11年度の改定時に、カバー率による代替を行わず、年間実績を必須要件とする方向とされた。診療実績の報告・公表や都道府県がん診療連携協議会への情報提供も求める案である。
薬物療法では、拠点病院等について、令和8年度はがんゲノム医療中核拠点病院等としての指定を望ましい要件とし、令和11年度はがん診療連携拠点病院について同指定を必須要件とする方向が示された。協議会には均てん化・集約化の協議、公表、患者団体等の参画を求める案が示された。
改定案には、基本的・専門的緩和ケア、リンクナース、リンパ浮腫、アピアランスケア、妊孕性温存療法、併存疾患への連携、オンライン診療、BCP、相談支援センターの業務と院内連携の見直しが盛り込まれた。診療従事者は、施設の規模や機能に応じて必要数を配置する考え方とされた。