海洋政策研究所 - レポート

佐久島の海を守る~子どもたちが主体で行うアマモの保全活動~

離島における子どもたちが主体となった海洋環境保全活動について報告したものです。この記事は愛知県西尾市交流共創部佐久島振興課課長補佐の三矢由紀子氏による、三河湾に浮かぶ人口170人の佐久島で23年間継続されているアマモ再生活動の取り組みについて紹介したものです。佐久島は愛知県内の有人離島3島中最大の島で、海岸総延長約11kmを有し、縄文時代から人の営みがあった歴史ある島ですが、観光ニーズの多様化と開...

ITで海洋ごみ問題に挑む~データの可視化がもたらす変革~

ITとデータの可視化技術を活用した海洋ごみ問題の解決手法について解説したものです。この記事は株式会社ピリカ代表取締役の小嶌不二夫氏による、AI技術とスマートフォンを活用した革新的なごみ調査・回収システムの開発と実践について紹介したものです。世界では年間800万トンものプラスチックごみが海に流入し、生態系や食生活に深刻な影響を与えている中、最大の課題はごみの流出経路や分布が十分に把握されていないこと...

東京科学大学が推進する「スマートオーシャン」の未来

デジタル技術を活用した持続可能な海洋産業の未来について分析・解説したものです。この記事は東京科学大学副学長の阪口啓氏と特任専門員の渡邉文夫氏による、同大学が推進する「スマートオーシャン」プロジェクトの取り組みとビジョンを紹介したものです。東京科学大学は「よき地球・よき社会・よき生活」の3つのビジョンのもと、AI・デジタルツインとフィジカル空間の連携により、地球環境・未来産業・食料安定供給・健康安心...

海洋科学と政策の結節点~国連海洋会議からその先へ

海洋科学と政策の連携における国際的なリーダーシップと海洋二酸化炭素除去技術について分析・解説したものです。この記事は、米国ウッズホール海洋研究所(WHOI)所長のPeter B. de MENOCAL氏が2025年4月16日に笹川平和財団で行った特別講演をもとに作成されたもので、世界最大の民間海洋研究機関であるWHOIの使命と最新の研究動向について詳細に紹介しています。...

Ocean Newsletter 第595号(2025.07.20発行)~特集:SDG14

SDG14(海洋)をテーマとした海洋政策に関する総合的な情報について紹介したものです。この記事は笹川平和財団海洋政策研究所が2025年7月20日に発行した「Ocean Newsletter第595号」で、海洋の重要性を広く認識してもらうための月刊情報誌として継続的に発行されています。第595号は特にSDG14(持続可能な開発目標14:海の豊かさを守ろう)を特集テーマとして、国際的な海洋科学・政策の...