令和8年9月の米穀流通の動向(集荷、販売、民間在庫)
概要
農林水産省は、米の出荷・販売業者や団体等からの報告を取りまとめ、令和8年9月末の令和8年産米の集荷・契約・販売状況と民間在庫、および令和8年9月の米穀販売事業者の販売数量・価格の速報を公表した。集荷数量と民間在庫は前年同月を上回り、契約数量と販売数量は下回った。販売数量・価格は販売先別に異なる動きとなった。
要点
- 令和8年9月末の集荷数量と民間在庫は前年同月を上回り、契約数量と販売数量は下回った。
- 令和8年9月の販売数量・価格は、小売事業者向けと中食・外食事業者等向けで異なる動きとなった。
- 公表資料は「令和8年産米の産地別集荷・販売状況(令和8年9月末)」「民間在庫の推移(令和8年9月末)」「米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向(令和8年9月)」。
概要
農林水産省は、米の出荷・販売業者、団体等から報告された内容を取りまとめ、令和8年産米の産地別集荷・販売状況、民間在庫の推移、米穀販売事業者の販売数量・販売価格の動向を速報として公表した。集荷・販売状況と在庫は令和8年9月末時点、販売数量・価格は令和8年9月の動向を扱う。
背景として、平成30年産からの米政策見直しでは、生産者や集荷業者・団体の主体的な経営判断や販売戦略に基づく需要に応じた米生産に向け、環境整備を進めることとしている。その一環で、平成26年3月から米の流通に係る需給・価格、販売進捗・在庫情報等を提供している。
詳細
「令和8年産米の産地別集荷・販売状況(令和8年9月末)」では、出荷業者の全国集荷数量は98.9万玄米トン(対前年同月差+4.1万玄米トン)、契約数量は66.9万玄米トン(▲57.3万玄米トン)、販売数量は7.4万玄米トン(▲4.7万玄米トン)。
「民間在庫の推移(令和8年9月末)」では、全国の出荷・販売段階の計は255万玄米トン(対前年同月差+58万玄米トン)。内訳は出荷段階206万玄米トン(+61万玄米トン)、販売段階50万玄米トン(▲3万玄米トン)。
「米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向(令和8年9月)」は、売り渡した政府備蓄米を含む精米の全体数量・価格を指数化したもの。販売数量は前年同月比98.4%で、小売事業者向け104.4%、中食・外食事業者等向け91.4%。販売価格は小売事業者向け81.4%、中食・外食事業者等向け109.5%だった。