日本産業規格(JIS)を制定・改正しました(2026年10月分)

概要

経済産業省は2026年10月、JISを9件制定し、12件改正した。今月の案件はすべて日本産業標準調査会の審議によるもので、認定産業標準作成機関からの申出はなかった。紹介されたJIS S 4052は、化学繊維製化粧ブラシの力学特性を測定する試験方法を規定する。曲げ剛性と摩擦力を指標として、従来は人の感覚に頼っていた使用感を数値化する。本JISに基づく試験は、新製品開発の促進や品質管理の向上に寄与すると期待されている。

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要点

  • 今月はJISを9件制定し、12件改正した。
  • JIS S 4052は、化学繊維製化粧ブラシの力学特性測定方法を定める。
  • 曲げ剛性と摩擦力を指標に、化粧ブラシの使用感を数値化する。

概要

日本産業規格(JIS:Japanese Industrial Standards)は、産業標準化法(JIS法)に基づく国家規格で、製品、データ、サービスなどの種類や品質・性能、確認のための試験方法や評価方法を定める。製造・サービス事業者による生産・提供や、消費者等による入手・利用に用いられる。関係府省は技術の進歩や社会的環境の変化を踏まえ、必要に応じて制定・改正する。

制定・改正は主務大臣が日本産業標準調査会(JISC)の審議・議決を経て行う。認定産業標準作成機関が作成した案は、同調査会の審議を経ず、主務大臣が迅速に制定・改正できる。

今月制定・改正した案件はすべて日本産業標準調査会の審議による改正で、認定産業標準作成機関からの申出はなかった。

影響

本JISに基づく試験方法の実施により、新たな製品開発の促進や品質管理の向上に寄与することが期待される。

詳細

化粧ブラシは繊維自体の特性に加え、束としての使用感が重要とされる。繊維単体の物性・成分を調べる方法はあったが、繊維束を実際に使う際の使用感を評価する実用的な試験方法は確立されていなかった。

JIS S 4052は新市場創造型標準化制度を活用して制定された。同制度は、従来の標準化プロセスでは推進が難しい、複数の関係団体にまたがる技術・サービスや、特定企業が保有する先端技術などの標準化を後押しする。

規格は、コシ感につながる曲げ剛性となめらかさにつながる摩擦力に着目し、人の感覚に頼っていた使用感を客観的に評価する一つの指標として数値化する試験方法を定めた。

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