プレス発表 AIセーフティ評価の実証および評価環境整備の取組について報告会を開催
概要
AISIは、事業実証WGの上期活動と下期以降の展開、AIセーフティ評価環境の検討タスクフォースの活動を報告しました。各SWGの成果や今後の検証・ガイド整備の方針を共有し、Anthropic社とOpenAI社も最新動向を講演しました。記事末尾では、AIセーフティの実現に向けて活動をさらに活性化する方針を示しています。
要点
- 事業実証WGが上期の活動状況と下期以降の展開方針を共有。
- 6つのSWGが分野別の成果、検証、ガイド整備を報告。
- 評価環境の検討タスクフォースは2026年度の活動を共有。
概要
AISI事業実証WGは、各サブワーキンググループ(SWG)の2026年度上期の活動状況を報告し、下期および次年度以降の事業実証の展開に向けて関係者間で情報を共有する報告会を開催しました。ゲストスピーカーとしてAnthropic社とOpenAI社が登壇し、最新動向を講演しました。
別の総会では、AISIと民間企業が共同で評価環境の開発・強化を検討するタスクフォースの2026年度の活動と、OSSとして公開している評価ツールの概要を共有しました。
影響
AISIは、検討タスクフォースをはじめ、AIセーフティの実現に向けた活動を今後さらに活性化する方針です。
詳細
ヘルスケアSWGは、2026年4月に公開した「ヘルスケア領域におけるAIセーフティ評価観点ガイド」について、AI提供者側から有用性を検証し、医療機関などの意見を集めて改訂します。ロボティクスSWGは、実機評価の成果をまとめた「AIロボティクスに関するセーフティ評価観点ガイド」を上期に公開し、下期は評価観点の有用性検証と、AIロボットの運行設計領域(ODD)を検討する実証実験を進めています。
データ品質SWGは上期にチェックリストを策定・公開し、実業務で有効性や課題を検証して改善につなげるほか、メタデータ品質等も検証します。適合性評価SWGは国際標準化活動と連携し、人とAIの協働を含むAIシステムの適合性評価制度の枠組みを検討。標準型BRiDGEプロジェクトと連動して報告書やガイドを整備します。
教育SWGは今年度に設立され、初等中等教育段階での生成AI利活用に関するリスクを整理しました。有識者等との意見交換を重ね、ユースケース、リスク、評価観点を取りまとめる予定です。ジオAI SWGは、地理空間情報をAIシステムで安全に活用するため、共通フレームワークガイドラインと、AI活用による数値地形図の公共測量マニュアルの公開を目指して検討しています。
AIセーフティ評価環境は、AIシステムの開発者・提供者による安全性評価を支援するOSSです。2025年9月に公開され、2025年10月から民間企業と検討タスクフォースを設置。利用者のフィードバックや技術動向を踏まえて機能強化と今後の方向性を検討しています。