消費動向調査(令和8年9月実施分)
概要
内閣府経済社会総合研究所景気統計部の「消費動向調査(令和8(2026)年9月実施分)」は、消費者の意識や物価の見通し、主要耐久消費財等の保有状況を把握し、景気動向判断の基礎資料を得るための調査である。二人以上の世帯の季節調整値では、9月の消費者態度指数は35.4で前月から0.1ポイント低下した。1年後の物価見通しでは「上昇する(5%以上)」が47.6%で最も多かった。報告書は調査結果、時系列表、利用上の注意、調査票などを掲載する。
要点
- 9月の消費者態度指数は35.4で、前月差0.1ポイント低下。
- 消費者の1年後の物価見通しで、「上昇する(5%以上)」が47.6%と最多。
- 調査客体は三段抽出で選ばれた8,400世帯。
概要
「消費動向調査(令和8(2026)年9月実施分)」は、今後の暮らし向きなどの消費者意識、物価の見通し、主要耐久消費財等の保有状況を把握し、景気動向判断の基礎資料を得ることを目的とする。報告書は「調査結果の概要」の「1 消費者の意識」「2 物価の見通し」、時系列表、利用上の注意、調査票で構成される。
掲載結果は二人以上の世帯の数値。単身世帯と総世帯の数値は、政府統計の総合窓口e-Statの消費動向調査ページに掲載される。
詳細
調査対象は全国の世帯から外国人・学生・施設等入居世帯を除く約5,411万世帯(令和2年国勢調査)。客体は二人以上の世帯5,376、単身世帯3,024の計8,400世帯で、市町村、調査単位区、世帯の三段抽出により選ぶ。各世帯を15か月継続して調査し、15グループに分け、毎月1グループずつ調査を開始する。調査基準日は令和8(2026)年9月15日。有効回答は6,698世帯(79.7%)、うち二人以上の世帯4,372世帯(81.3%)、単身世帯2,326世帯(76.9%)。回答世帯数は項目ごとに異なる。
内閣総理大臣が主管し、民間事業者への委託で毎月1回実施する。調査票を郵送で配布し、郵送または政府統計共同利用システムで回答を受け付ける。令和8(2026)年度から令和9(2027)年度の委託先は株式会社サーベイリサーチセンター。消費者意識、物価見通し、世帯状況は毎月、主要耐久消費財等の保有・買替え状況は3月に調べる。
9月の季節調整値は、収入の増え方が前月差0.1ポイント上昇の40.5、雇用環境が0.1ポイント上昇の40.0、暮らし向きが0.3ポイント低下の33.8、耐久消費財の買い時判断が0.2ポイント低下の27.3。資産価値の意識指標は0.5ポイント低下し45.3。消費者態度指数は最初の4指標の単純平均で算出する。
消費者の1年後の物価見通しは、「上昇する(5%以上)」47.6%、「上昇する(2%以上~5%未満)」31.7%、「上昇する(2%未満)」11.3%。「変わらない」は3.8%、「低下する」の計は3.3%、「分からない」は2.3%。前月差は「上昇する」の計が1.6ポイント増、「低下する」の計が1.3ポイント減、「変わらない」が0.8ポイント減だった。
消費者意識指標は「暮らし向き」「収入の増え方」「雇用環境」「耐久消費財の買い時判断」「資産価値」の5項目について今後半年間の見通しを5段階で尋ね、各回答区分の点数に構成比を乗じて合計する。消費者態度指数は「資産価値」を除く4項目の単純平均。季節調整にはセンサス局法X-12-ARIMAを用い、毎年3月調査の公表時に季節調整値を遡及改訂する。