第58回独立行政法人評価制度委員会 議事録
概要
第58回独立行政法人評価制度委員会では、令和8年度に中(長)期目標期間が終了する独立行政法人12法人を評価部会の2ユニットが担当し、法人ごとの論点・質問を報告した。委員会は法人ヒアリングを行い、得られた論点を主務省へフィードバックして次期目標の策定に役立てる方針を示した。また、令和7年度業務実績などの評価書を「独立行政法人評価制度の運用に関する基本的考え方」に沿って点検する方針を確認した。
要点
- 評価部会は見直し対象12法人を2ユニットに分け、第1ユニットが5法人、第2ユニットが7法人を担当した。
- 年度評価等は「独立行政法人評価制度の運用に関する基本的考え方」に示した視点から点検する。
- 法人ヒアリングで得た論点を主務省へ伝え、次期目標の策定に役立てる方針が示された。
概要
会議では、令和8年度に中(長)期目標期間が終了する独立行政法人に係る調査審議と、令和7年度業務実績に係る評価等の点検を議題とした。見直し対象法人については、5月の主務省との意見交換、6月のユニット会議を経て、各法人の論点・質問となり得る事項が報告された。
影響
委員会は、評価を法人の業務運営やマネジメントに活用し、業務改善につなげることでPDCAサイクルを促進し、政策実施機能を最大化することが重要だと述べた。
詳細
各法人の論点には、郵政管理・支援機構の委託先監督や周知広報、JICAのガバナンスと組織体制、国際交流基金の文化芸術事業の重点化、JSTの専門人材、JETROの成果指標、JILPTの人材・評価指標などが挙がった。国立高度専門医療研究センターでは、財務や人材など共通事項のほか、施設の老朽化や繰越欠損金など法人ごとの状況に応じた論点が示され、NASVAでは制度の認知に向けた広報指標が論点となった。
点検では、年度評価のC評価項目に要因分析や改善方針があるか、複数年にわたり初期の成果を下回る取組で従前の改善策を検証しているか、不祥事や会計検査院の指摘に対応しているかを確認する。期間実績評価・中間評価は、成果の社会的影響や今後の取組方向が分かりやすく説明されているかを点検する。
評価部会は今年度の法人ヒアリングに監事の出席を予定し、理事長に加えて監事からもガバナンスについて聴く意向を示した。藤川委員は、長期的な将来像や環境変化への対応を評価書の点検やヒアリングで見るよう意見し、事務局はその視点も踏まえるとした。