金子大臣会見要旨
概要
2026年9月8日の国土交通大臣会見。北陸大雨の被災地視察と今後の防災・減災対策、日本製紙八代工場の煙突火災調査、アンダーパス冠水事故防止、羽越新幹線を含む新幹線整備方針、北陸新幹線延伸ルートに関する見解を示した。北陸大雨では7日時点で住家被害が1900棟を超え、負傷者10名が確認されている。
要点
- 北陸大雨への応急支援と、ハード・ソフト一体の追加対策を進める。
- アンダーパスの予防的事前通行規制は、導入拡大を検討する。
- 煙突火災は調査結果を踏まえ、必要に応じ再発防止策を求める。
- 新幹線整備は既存の整備計画路線を優先し、基本計画路線では地域合意を重視する。
概要
会見では、福井県・石川県・富山県の被災地視察を報告した。河川の浸水、道路損壊、堤防決壊による浸水、土砂流出による河道閉塞の現場を確認し、自治体首長と意見交換を行った。
視察を通じ、同様の被害を防ぐため事前防災が極めて重要だと認識した。自治体からは、復旧・復興途上での再被災や技術者不足を踏まえた支援と対策強化を求められた。
影響
河川整備は今回の豪雨でも被害軽減につながったと説明された。村田町アンダーパスでは、冠水前の通行規制により渋滞や事故なく車両進入を防ぎ、冠水事故防止への有効性が確認された。
一方、北陸では堤防決壊や土砂災害が発生し、いわき市ではアンダーパスで車両2台が水没して1名が死亡した。
詳細
北陸大雨では、河道掘削、排水ポンプ、砂防堰堤、流木捕捉施設などのハード対策と、水位情報、ハザードマップ、合同記者会見での注意喚起などのソフト対策を実施。今後は被害把握、整備効果の確認、財政的・技術的支援、追加対策を進める。
煙突火災は消防等が出火原因を調査中で、国土交通省は事実関係を確認する。アンダーパスでは、8月21日と27日の通知を踏まえ、車両進入防止、排水設備・情報板の機能確保、関係機関との連絡体制を強化し、ガイドラインを速やかに策定する。
新幹線は北海道・北陸・西九州の整備計画路線を優先する。今年度の基本計画路線のケーススタディは四国新幹線と東九州新幹線を候補に準備中で、羽越新幹線の追加は現時点で明言しなかった。北陸新幹線延伸ルートは正式なプロセスと有識者の検討を重視するとした。