企業間取引データを用いたわが国製造業サプライチェーンの可視化

概要

本稿は、高粒度な企業間取引データを用いて、わが国製造業の重層的かつ広範なサプライチェーン構造を特定し、その特徴を定量的に分析する。自動車メーカーを中心とするサプライチェーンは長さと裾野の広さが際立ち、個別サプライヤーへの影響も他産業より大きい。また、ボトルネック企業・品目の供給制約はマクロの生産を大きく下押しし、在庫保有は影響緩和に一定程度有効と示唆される。

この要約はAIによって自動生成されたものです。内容の正確性については元記事をご確認ください。

要点

  • わが国製造業の重層的かつ広範なサプライチェーン構造を定量化した。
  • 自動車メーカーを中心とする取引網は、長さと裾野の広さが際立つ。
  • ボトルネック企業・品目の供給制約は、マクロの生産を大きく下押しする。
  • 在庫の保有は、供給制約の影響を緩和するうえで一定程度有効である。

概要

本稿は、高粒度な企業間取引データを用いて、わが国製造業における企業間のつながりを分析対象とする。サプライチェーンを重層的かつ広範な構造として捉え、その特徴を定量的に明らかにすることが研究の中心である。

分析では、需給両面で生じる企業レベルのショックが、サプライチェーンを通じて製造業全体に及ぼす影響についても考察している。

影響

サプライチェーン上でボトルネックとなり得る企業・品目の供給制約は、マクロの生産を大きく下押しする。

在庫の保有は、供給制約による影響を緩和するうえで一定程度有効な手段となり得る。

詳細

企業間取引データを基に、製造業のサプライチェーン構造を特定し、ネットワークの特徴を定量的に分析する。

自動車メーカーを中心とするサプライチェーンは、長さや取引先の裾野の広さが際立っている。個別のサプライヤー企業に及ぼす影響も、他の産業と比べて大きいことが定量的に示された。

需給両面の企業レベルのショックを踏まえ、サプライチェーン上のボトルネックとなり得る企業・品目における供給制約と、在庫保有による影響緩和について検討している。

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