「魅了(みりょう)ギョ・プロジェクト」の始動について — まだ知らない、おいしい魚との出会いを
概要
水産庁は、「さかなの日」賛同メンバーとの官民協働により、低・未利用魚を含む、まだ十分に知られていない魚の魅力やおいしさを発信し、「食べてみたい」を増やす「魅了(みりょう)ギョ・プロジェクト」を始動する。重点魚種としてアイゴ、ボラ、アカエイ(板鰓類)、シイラを選定し、情報発信、企業間マッチング、商品開発、販路開拓等を進める。令和8年8月19日にオープンセミナーを開催し、第1弾として11の取組を実施する。
要点
- 「魅了(みりょう)ギョ・プロジェクト」を官民協働で始動する。
- 重点魚種はアイゴ、ボラ、アカエイ(板鰓類)、シイラ。
- 情報発信、企業間マッチング、商品開発、販路開拓等を推進する。
- 第1弾として11の取組を実施する。
概要
近年、海洋環境の変化等に伴い、産地で水揚げされる魚種や漁獲時期に変化が生じている。その一方で、おいしさや魅力があるにもかかわらず消費者に知られていない魚や、利用拡大・付加価値向上が期待される魚が各地で見られる。
水産庁は、令和7年6月から「クロダイのおいしさ認知向上プロジェクト」を展開し、産地、自治体、企業等が連携した情報発信や商品販売等を進めてきた。そこで得られた知見を踏まえ、低・未利用魚を含む魚を対象とする新プロジェクトを開始する。クロダイプロジェクトは並行して継続する。
「魅了(みりょう)ギョ」は、それぞれの魚が本来持つ魅力や価値に目を向け、多くの方を魅了する魚を増やしたいとの思いを込めた名称である。資源の持続的利用を基本に、関係者の連携を通じて水産物の持続的な利用につなげることを目指す。
影響
消費者に対し、プロジェクトの取組とともに、今獲れている魚のおいしさや魅力、食べられる店の情報等を発信する。「さかなの日」公式LINEを開設し、公式ウェブサイトでの情報発信と連携する。
産地から流通、加工、外食、小売まで幅広い関係者が連携し、魚のおいしさや楽しみ方を発信するとともに、商品開発や販路開拓等を進める。
消費者が未知の魚を「知る」「食べる」「選ぶ」機会の創出を目指し、水産物の持続的な利用につなげる。
詳細
重点魚種は、「さかなの日」賛同メンバー及び有識者からの提案を踏まえ、広域的な連携・展開による需要拡大効果、一定の供給量と持続的利用の見込み、消費拡大に向けた課題や解決方向の明確さを総合的に勘案して選定された。4魚種について、重点的に情報発信、企業間マッチング、商品開発等を推進する。
アイゴは磯焼けの原因の一つと指摘され、漁獲後に速やかに処理すれば磯臭さがなく美味な魚とされる。ボラは臭みがあるイメージがある一方、江戸時代は高級魚だった美味な魚である。アカエイ(板鰓類)はアサリ等の貝類を食し、軟骨の歯ごたえが美味な魚である。シイラはハワイでマヒマヒと呼ばれる高級魚で、漁場が北上している。
オープンセミナーは、(一社)大日本水産会の協力のもと、ジャパン・インターナショナルシーフードショー会場で開催する。趣旨説明、基調講演、取組事例の紹介、クロダイプロジェクトの進捗報告を行い、会場は東京ビッグサイト東館2・3ホールのセミナーA会場とする。参加登録方法は後日、シーフードショーのホームページで知らせる。
水産加工連携プラン支援事業等を活用し、新商品の開発、販路開拓、商談会への出展等を支援する。第1弾では、「さかなの日」賛同メンバーによる11の取組を実施し、各取組の取材は別紙5記載の連絡先で受け付ける。