ジェトロ調査部米州課が北米地域(米国・カナダ)の2025年9月から11月までの政治・経済イベント日程について詳細に解説したものです。
9月の主要経済指標と金融政策
9月は両国の重要な経済指標が集中的に発表される月です。米国では9月4日に7月貿易統計、9月5日に8月雇用統計、9月11日に8月消費者物価指数(CPI)が発表され、経済動向を占う重要な指標となります。カナダでも同様に9月4日に7月貿易統計、9月5日に8月雇用統計、9月16日に8月CPIが公表される予定です。
金融政策面では9月16~17日に米国連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、経済見通しが発表されます。カナダ中央銀行も9月17日に政策金利発表を行い、両国の金融政策の方向性が示されます。
10月の重要政治・経済イベント
10月は政治・経済の両面で重要なイベントが集中します。経済面では10月3日の米国9月雇用統計、10月30日の第3四半期GDP速報値発表など、米国経済の第3四半期評価が行われます。カナダでは10月14日にニューファンドランド・ラブラドール州の州議会選挙が実施され、連邦政治への影響が注目されます。
国際金融面では10月17~19日にワシントンDCでIMF・世界銀行年次総会が開催され、世界経済政策の重要な議論が行われます。10月28~29日には米国FOMC、10月29日にはカナダ中銀政策金利発表と金融政策報告書発表が予定されており、両国の金融政策の最新動向が明らかになります。
11月の経済統計と貿易政策
11月は第3四半期の経済評価が本格化する月で、11月26日の米国第3四半期GDP改定値、11月28日のカナダ第3四半期GDP速報値発表により、両国の経済成長動向が確定します。貿易面では11月10日が対中相互関税の適用停止期限となっており、米中貿易関係の重要な節目となります。
カナダでは11月下旬に秋の経済声明が発表される予定で、同国の今後の経済政策方針が示されることになります。
記事は、これらの経済指標発表、金融政策決定、政治イベントが相互に関連しながら、北米経済の動向と国際経済への影響を左右する重要な要素となることを示しています。