ジェトロ調査部アジア大洋州課がアジア(中国・北アジア除く)・オセアニア地域の2025年9月から11月までの政治・経済イベント日程について包括的に解説したものです。
9月の主要経済指標発表
9月は地域各国の重要な経済指標が集中的に発表される月です。インドネシアでは9月1日に7月貿易統計と8月CPI、オーストラリアでは9月3日に第2四半期GDP統計が発表されます。ASEAN主要国では、タイ8月CPI(9月4日)、フィリピン8月CPI(9月5日)、ベトナム8月社会・経済統計(9月6日)が相次いで公表されます。特に注目されるのは9月9日のカンボジア新プノンペン空港開業式典で、同国の航空インフラ発展の重要な節目となります。
9月後半には、ニュージーランド第2四半期GDP統計(9月18日)、インド準備銀行金融政策決定会合(9月29日~10月1日)など、地域経済に重要な影響を与える発表が続きます。
9月の主要産業展示会・イベント
9月は地域全体で約50以上の大規模な産業展示会が開催されます。マレーシアのOGA 2025石油・ガス展(9月2~4日)、ジャカルタのTechnology & Innovation Expo(9月2~4日)、オーストラリアのFine Food Show(9月8~11日)など、エネルギー・技術・食品分野の主要イベントが集中しています。カンボジアでは9月17~19日に医療、水産業、美容、食品など8つの国際展示会が同時開催される予定です。
10月の経済動向と政治イベント
10月は第3四半期データの発表が集中する月で、シンガポール第3四半期GDP成長率速報値(10月14日まで)、オーストラリア第3四半期CPI統計(10月29日)など、地域経済の総合的評価が行われます。政治面では10月13日にフィリピンで第1回バンサモロ・ムスリム・ミンダナオ自治地域(BARMM)議会選挙が実施され、同国南部の政治情勢に重要な影響を与えます。
10月20日にはカンボジア新国際空港の正式開港式が開催され、同国の観光・物流インフラの大幅な改善が期待されます。
11月の経済指標と国際会議
11月は各国の10月統計が順次発表される月で、インドネシア第3四半期GDP(11月5日)、インドGDP第2四半期統計(11月28日)など、地域の主要経済国の成長動向が明らかになります。産業面では、シンガポール・フィンテック・フェスティバル2025(11月12~14日)、ジャカルタのSIAL Interfood(11月12~15日)など、金融・食品分野の重要イベントが開催されます。
ASEAN主要会議スケジュール
9月から11月にかけてASEAN関連の重要会議が集中的に開催されます。9月22~28日の第57回ASEAN経済大臣会議、10月26日の第47回ASEAN首脳会談(マレーシア)、11月17~21日の第19回ASEAN国防高官会議など、地域統合の進展を左右する重要な政策決定が行われる予定です。
記事は、これらの経済指標発表、産業展示会、政治イベント、国際会議が相互に関連し合いながら、アジア・オセアニア地域の経済統合と発展を促進する重要な役割を果たすことを示しています。