イタリア政府とステランティス、EUとの対話強化などで合意

政府・企業合意の概要

ステランティス社のアントニオ・フィローザCEOが2025年9月8日、イタリアのアドルフォ・ウルソ企業・メードインイタリー相、イタリア自動車工業会(ANFIA)のロベルト・ババッソーリ会長と会談し、EU政策対話の強化で合意した。商用車のEU規制見直しや、イタリアの主要市場である小型車生産促進の支援拡充について議論した。

EU規制への対応方針

CO2排出基準規則: 3者はEUの自動車CO2排出基準規則において技術的中立性と柔軟性について、近く欧州委員会やEU加盟国との対話を強化する方針で一致した。

サプライチェーン調査: イタリアのサプライチェーン競争力と今後の展望に関する調査結果確認のため、再度会合を開くことで合意した。

イタリア新車市場の現状

登録台数の減少: 2025年8月の新車登録台数は6万7,272台で前年同月比2.7%減、2025年1~8月は前年同期比3.7%減となった。新型コロナ禍前の2019年同期比では21.6%の大幅減となっている。

電動化の課題: バッテリー式電気自動車(BEV)の8月シェアは4.9%で前年同月の3.7%から増加したものの、他の欧州主要国と比べて大幅に伸び悩んでいる状況にある。

BEV購入補助金政策

補助金規模: EU復興基金「国家復興・レジリエンス計画(PNRR)」から5億9,700万ユーロが割り当てられ、9月8日付官報で公表された。

支給内容:

  • 個人向け: ISEE(同等経済状況指標)に応じて9,000~1万1,000ユーロ
  • 中小・零細企業向け: 商用BEV購入価格の30%上限で最大2万ユーロ
  • 対象: 人口5万人以上の都市と通勤圏内の個人・企業

※ この要約はAIによって自動生成されました。正確性については元記事をご参照ください。

関連記事