インド、半導体拠点化へ加速、「SEMICON India」開催、日本との連携も深化

SEMICON India 2025の開催

インド半導体ミッション(ISM)と米国の国際半導体製造装置材料協会(SEMI)が共催する「SEMICON India 2025」が2025年9月2~4日、首都ニューデリーのヤショブーミ国際展示センター(IICC)で開催された。半導体の設計・製造から公的支援制度の紹介、人材育成まで幅広いテーマで、国内外の産業・政府関係者が一堂に会した。

モディ首相の戦略発表

開幕式でナレンドラ・モディ首相が出席し、「世界はインドを信頼し、半導体の未来をインドとともに築く用意がある」と発言。「石油は前世紀を形作ったブラックゴールドで、チップは『デジタルのダイヤモンド』だ」と表現し、官民挙げたイノベーションと投資でインドを世界の半導体設計・製造拠点に押し上げる方針を示した。

国際的参加規模

参加者数: 48カ国以上から2,500人超の代表者を含む約2万1,000人が参加し、350社以上が出展した。

国別参加状況: 日本は米国、シンガポール、マレーシア、韓国と並んで来場上位国の一つとして存在感を示した。各国パビリオンや人材育成・スタートアップ専用エリアも設けられた。

日印半導体協力の深化

協力枠組み: ジェトロがインド工業連盟(CII)、インド日本商工会(JCCII)と共同で、日本とインドの経済安全保障協力枠組み下で半導体を重点戦略分野に位置付けた官民連携を提言している。

BtoBマッチング実施: 会期中に両国企業の協業連携を目的としたBtoBマッチングを実施し、日本企業を対象に延べ62の個別面談をアレンジした。参加企業からは「インドでの半導体製造に向けたパートナー候補を見つけることができた」との評価を得た。

政策的取り組み

国内で自立的かつ将来に備えた半導体エコシステム構築を目的として、12件の覚書発表が行われ、モディ首相のCEOラウンドテーブルでインドを「最も有望な半導体投資先」と位置付ける政府の呼び込み姿勢が示された。

※ この要約はAIによって自動生成されました。正確性については元記事をご参照ください。

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