第79回食品表示部会の開催概要
内閣府消費者委員会は、第79回食品表示部会を2025年8月25日(月)14時から開催すると発表した。食品表示部会は食品表示制度の改善や機能性表示食品に関する重要課題を検討する専門部会として位置づけられており、今回は特に食品表示基準の改正案と機能性表示食品の見直し項目について議論が行われる予定である。
会議の開催形式と会場
会議は消費者委員会会議室(東京都千代田区霞が関3-1-1)において対面形式で実施されるとともに、テレビ会議システムを併用したハイブリッド形式で行われる。新型コロナウイルス感染症対策の一環として、報道関係者を除き会場での一般傍聴は実施せず、代わりにYouTubeによる会議のライブ配信を行うことで広く国民への情報公開を図る方針である。
主要議題の詳細
今回の部会では2つの重要議題が取り上げられる。第一に、食品表示基準の一部改正案について検討される。これは食品表示制度の充実・改善を目的とした制度改正であり、消費者への情報提供の向上や事業者の表示負担軽減などが議論の焦点となる見込みである。
第二の議題として、機能性表示食品の見直し項目等に関する対応状況について報告・検討が行われる。機能性表示食品制度は2015年に始まった制度であり、制度開始から約10年が経過する中で、より効果的で適切な制度運用を図るための見直し検討が継続的に実施されている状況である。
傍聴・資料公開の取り組み
一般国民への情報公開として、YouTubeを通じたライブ配信が実施される。開催時刻までに傍聴用のWebリンクが公開される予定であり、安定したインターネット環境があれば誰でも傍聴可能である。ただし、会場の回線状態等により画像や音声が乱れる場合や、オンライン傍聴の中止があり得ることも注意点として挙げられている。
会議資料については、会議開催時刻前に内閣府ホームページへの掲載が予定されており、透明性の確保に努めている。また議事録は後日掲載される予定で、議事録掲載まで動画配信も継続される方針である。これらの取り組みにより、消費者や関係事業者が食品表示制度の最新動向を把握できる環境が整備されている。