令和6年度(2024年度)障害のある学生の修学支援に関する実態調査
日本学生支援機構(JASSO)が令和7年8月8日に公表した、大学、短期大学及び高等専門学校における障害のある学生の修学支援に関する実態調査結果報告。この調査は障害のある学生(障害学生)の今後の修学支援に関する方策を検討する上で、全国の高等教育機関における障害学生の状況及びその支援状況について把握し、障害学生の就学支援の充実に資することを目的としている。
調査対象は大学(専門職大学、大学院、大学院大学及び専攻科を含む)、短期大学(大学内に短期大学部を有している場合及び専門職短期大学、専攻科を含む)、高等専門学校(専攻科を含む)で、悉皆調査として実施された。各学校が日本学生支援機構のウェブサイトより調査票をダウンロードし、回答を記入後、メール添付にて提出する方式で実施され、調査期日は令和6年5月1日となっている。
回収状況は回答校数1,169校で回収率100%を達成した。調査結果の概要として、障害学生在籍学校数は1,042校で全学校数1,169校の89.1%に達している。障害学生数は55,510人で全学生数3,239,826人の1.71%を占めている。また、令和5年度卒業障害学生数は8,571人となっている。
なお、調査における「障害学生」の定義は、障害者手帳を有する学生及び医師の診断又は健康診断等において障害があることが明らかになった学生とされている。本調査では、プレスリリース、結果報告書とともに、調査の手引、調査票の作成要領(補足)、各機関別の調査票(大学・大学院用、短期大学用、高等専門学校用)が参考資料として公表されている。