日本銀行政策委員会月報（令和7年7月号）
発表概要 2025年9月12日発表の日本銀行政策委員会月報令和7年7月号（第904号）では、政策委員会の人事異動、金融政策決定会合での重要議決事項、および報告事項が記載されている。
人事異動 令和7年7月1日、増一行氏が政策委員会審議委員に就任した。これは令和7年6月30日の中村豊明審議委員の任期満了による退任を受けたものである。
金融政策決定会合関係議決事項 7月30・31日開催の金融政策決定会合では以下の重要事項が議決された：
金融市場調節方針: 金融市場調節方針の継続決定 金融政策運営: 当面の金融政策運営方針の公表 経済・物価展望: 2025年7月版経済・物価情勢の展望基本的見解の決定 議事要旨: 2025年6月16、17日開催分の金融政策決定会合議事要旨承認 会合予定: 2026年の金融政策決定会合開催予定日の決定
通常会合関係
- 議長職務代理者の決定（7月8日）
- 政策委員会月報（令和7年6月）の承認（7月25日）
報告事項 7月中に以下の重要事項について報告が行われた：
- 本行保有不動産に関する報告（7月8日）
- コンプライアンス会議の活動状況（7月18日）
- 業務リスク管理およびマネロン・テロ資金供与対策の実施状況（7月18日）
- 金融機関の業務運営動向とリスクの状況に関する定例報告（7月25日）
今後の予定 政策委員会月報（令和7年8・9月）は10月に公表予定であることが告知されている。
この月報は日本の金融政策決定プロセスの透明性確保と、政策委員会の活動状況を国民に報告する重要な公式文書となっている。