総務省は2025年8月22日、2024年経済構造実態調査の二次集計結果(産業横断調査)について、公表延期していたものを2025年8月29日(金)14時に公表すると発表した。経済構造実態調査は、我が国の企業等の経済活動の状況を明らかにし、国民経済計算の精度向上等に資するとともに、企業等に関する施策の基礎資料を得ることを目的として、総務省・経済産業省の共管で2019年から実施されている基幹統計である。
同調査は企業・家計・経済分野の企業活動を対象とした重要な統計調査で、政府統計コード00200555として管理されている。今回の公表延期により利用者に迷惑をかけたことについて、総務省統計局は改めて謝罪している。
さらに重要な点として、2022年及び2023年の経済構造実態調査(製造業事業所調査)についても数値訂正が発生したことに伴い、2022年及び2023年経済構造実態調査(産業横断調査)の三次集計及び四次集計についても訂正が生じることとなった。これらの訂正後の結果及び正誤情報についても併せて公表される予定である。
経済構造実態調査は我が国の経済政策立案や国民経済計算作成において極めて重要な基礎データを提供する調査であり、その信頼性と正確性は経済分析や政策決定において不可欠である。今回の数値訂正は過去2年間の製造業事業所調査にまで遡る包括的な見直しとなっており、統計の品質管理において重要な対応といえる。総務省統計局統計調査部経済統計課が担当しており、問い合わせは電話03-5273-2040で受け付けている。