奈良平博史氏がトップ当選しました!~国際油濁補償基金第31回総会等の結果概要~

概要

令和8年10月20日から23日まで、英国・ロンドンのIMO本部で国際油濁補償基金(IOPCF)第31回総会等が開催された。監査委員会委員の選挙で、奈良平博史氏が最多得票でトップ当選した。会合では油濁事故への対応や拠出金徴収、地政学的事象の影響、2010年HNS条約の発効準備状況が報告・議論された。

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要点

  • 奈良平博史氏が監査委員会委員選挙で最多得票となった。
  • 14件の油濁事故について進捗報告・議論が行われ、2事案への拠出金徴収が承認された。
  • 地政学的事象に伴う船舶運航の変化が、責任・補償制度の適用や基金財政に影響するおそれが議論された。

概要

令和8年10月20日から23日まで、英国・ロンドンの国際海事機関(IMO)本部で、国際油濁補償基金(IOPCF)第31回総会等が対面・オンラインのハイブリッド方式で開催された。84加盟国とオブザーバー資格を持つ国際機関・団体等が参加し、日本からは国土交通省、在英国日本国大使館、学識経験者、関係団体等が出席した。

基金はタンカー事故で巨額の油濁損害が発生した場合、被害者へ迅速に補償するために設けられ、タンカー輸送油の受取事業者が負担する拠出金で運営される。日本は主要拠出国の一つである。

影響

近年の制裁、武力紛争その他の地政学的事象を背景に、無保険・安全でない船舶、虚偽の旗を掲げる船舶、不正登録船等の運航が増加し、国際的な油濁責任・補償制度の適用と基金財政に影響を及ぼすおそれがあるとして議論された。

詳細

基金の適切な運営を確保する監査委員会委員の選挙が行われ、日本から立候補した株式会社DBJ総合研究所理事の奈良平博史氏が最多得票でトップ当選した。

総会では14件の油濁事故について対応等の進捗が報告され、議論された。そのうち2事案の補償に向けた拠出金徴収が承認された。

2010年HNS条約の発効準備として、貨物受取量をオンライン報告するシステムの開発や締約国向け研修などの取り組み状況が報告された。

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