企業物価指数(9月)

概要

日本銀行調査統計局は2026年10月13日、2026年9月速報の企業物価指数を公表した。国内企業物価指数は前月比0.3%下落、前年比6.8%上昇。輸出物価指数は契約通貨ベースで前月比1.4%上昇、円ベースで0.5%上昇し、前年比は円ベースで17.9%上昇した。輸入物価指数は契約通貨ベースで前月比1.0%上昇、円ベースで0.2%下落し、前年比は円ベースで24.5%上昇した。指数は2020年平均を100としている。国内企業物価では農林水産物と石油・石炭製品が下落に寄与し、輸出物価の契約通貨ベースでは電気・電子機器、輸入物価の契約通貨ベースでは石油・石炭・天然ガスが上昇に寄与した。次回公表日は11月12日。

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要点

  • 国内企業物価指数は前月比で下落した一方、前年比では上昇した。
  • 輸出物価は契約通貨ベース、円ベースとも前月比で上昇し、円ベースの前年比も上昇した。
  • 輸入物価は契約通貨ベースで前月比上昇、円ベースで前月比下落となり、円ベースの前年比は上昇した。
  • 国内では農林水産物などの下落、輸出では電気・電子機器、輸入では石油・石炭・天然ガスの上昇が主な寄与項目として示された。

概要

日本銀行調査統計局が2026年10月13日に公表した「企業物価指数(2026年9月速報)」である。公表時刻は8時50分と記載されている。

掲載指数は2020年平均を100とする。企業物価を国内、輸出、輸入の各指数で示し、月次の前月比・前年同月比などを収録している。

詳細

国内企業物価指数の総平均は135.7、前月比▲0.3%。類別寄与度では農林水産物が▲0.42%、石油・石炭製品が▲0.15%で、主な品目は玄米、精米、豚肉、B重油・C重油、軽油、ジェット燃料油だった。上昇寄与は電力・都市ガス・水道が0.08%、プラスチック製品が0.04%、飲食料品、金属製品、化学製品が各0.03%、鉄鋼とその他工業製品が各0.02%。例示品目には都市ガス、事業用電力、上水道、プラスチック製容器、たれ・めんつゆ、ベンゼン、熱延広幅帯鋼などが含まれる。

輸出物価指数の契約通貨ベースの前月比は1.4%。類別寄与度は電気・電子機器0.80%、その他産品・製品0.30%、化学製品0.19%、金属・同製品0.09%だった。主な品目としてモス型メモリ集積回路、工業計器、ビデオ機器・デジタルカメラ、軽油、B重油・C重油、パラキシレン、銅などが挙げられた。

輸入物価指数の契約通貨ベースの前月比は1.0%。類別寄与度は石油・石炭・天然ガス0.69%、金属・同製品0.14%、電気・電子機器0.10%、その他産品・製品0.03%だった。主な品目には液化天然ガス、ナフサ、ジェット燃料油、銅鉱、銀地金、モス型メモリ集積回路、がん具などが示されている。

参考系列として、夏季電力料金調整後の国内企業物価指数と連鎖方式による国内企業物価指数を掲載する。夏季電力料金調整後指数は、毎年7月から9月に適用される夏季電力割増料金の影響を総平均から除いて算出する。為替相場は符号がマイナスの場合に円高を示し、表中の「r」は訂正値を表す。連鎖方式のウエイト算定年次は2023年。

資料には国内・輸出・輸入各指数の総平均について、2023年から2025年の年次値、年度値、四半期値および2025年8月から2026年9月までの月次推移が収録される。月次表には指数、前月比、前年比、3か月前比があり、輸出・輸入は円ベースと契約通貨ベースを区別している。

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