国際原子力機関(IAEA)により実施されたALPS処理水に係る分析機関間比較(ILC)の報告書の公表
概要
水産庁は、IAEAが公表した2024年実施の分析機関間比較(ILC)報告書について発表した。IAEAは、日本の分析機関の試料採取手順が適切な基準に従い、分析機関が高い能力と信頼性を示したと報告。また、結果は定常的な海域モニタリングと一致し、1F周辺の海洋環境における放射性核種濃度が比較的低く安定していることを示すとしている。
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要点
- IAEAが2024年実施の分析機関間比較(ILC)報告書を公表した。
- IAEAは、日本の分析機関が高い能力と信頼性を示したと報告した。
- 結果は、1F周辺の海洋環境における放射性核種濃度が比較的低く安定していることを示す。
概要
水産庁は、国際原子力機関(IAEA)が公表した、ALPS処理水に係る海域モニタリングを裏付ける分析機関間比較(ILC)の報告書について発表した。報告書は、IAEAが2024年に実施した第3回ILCの結果をまとめたもの。
ILCは、IAEAとの間で2021年7月に署名された、ALPS処理水の取扱いの安全面のレビューに関する付託事項(TOR)に基づき、2022年から実施されている。
影響
IAEAは、ILCの結果が我が国の定常的な海域モニタリングとも一致し、1F周辺の海洋環境における放射性核種濃度が引き続き比較的低く安定していることを示すと報告した。
詳細
水産庁は水産物の試料採取等を担当する。IAEAと日本政府が東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所(1F)周辺の海洋試料を共同で採取し、IAEAと日本の各分析機関が個別に分析した後、IAEAが結果を比較評価する。
IAEAは、トリチウム分析などについて、日本の分析機関の試料採取手順は代表的な試料の採取に必要な適切な基準に従っているとした。今回のILCと過去に得られた正確な分析結果から、日本の分析機関が高い能力と信頼性を示したとも報告した。
IAEAが選出した中国、韓国、スイスの分析機関もILCに参加した。報告書全文はIAEAのホームページで閲覧できる。