2024年の中国企業の対外直接投資は前年比8.4%増、2年連続増加

投資額の全体動向

中国の商務部と国家統計局、国家外貨管理局が9月8日に発表した「2024年中国対外直接投資統計公報」によると、2024年の対外直接投資額(フロー)は前年比8.4%増の1,922億ドルとなり、2年連続の増加を記録した。この額は2016年のピーク時(1,961.5億ドル)に次ぐ高水準で、国連貿易開発会議(UNCTAD)によると、米国、日本に次いで世界第3位となった。世界全体の対外直接投資額に占める中国の割合は11.9%で、前年より0.5ポイント拡大した。

地域別投資配分

アジア地域への集中: 対外直接投資額の8割近くがアジア向けで、前年比8.5%増となった。特にASEAN諸国への投資は36.8%増と堅調な伸びを示し、過去最高額を記録した。中南米向けは15.4%増(構成比8.1%)、欧州向けは25.3%増(同6.5%)と好調だった。

北米向けは減少: 一方、北米向け投資は22.6%減(構成比3.1%)と大幅に減少し、米国向けも4.1%減(同3.5%)となった。投資先上位は前年から変化なく、1位香港、2位シンガポール、3位ケイマン諸島、4位米国、5位インドネシアの順となっている。

業種別投資分析

上位5業種が8割強を占有: 最大投資額は卸・小売業で前年比3.9%増の404億ドル(全体の21%)。前年1位だったリース・ビジネスサービス業は29.7%減の381億ドル(19.8%)で2位に後退。製造業は37.3%増の375億ドル(19.5%)で3位、金融業は30.5%増の238億ドル(12.4%)で4位、鉱業は2.2倍の213億ドル(11.1%)で5位となった。

ストック投資の世界ポジション

2024年末時点の対外直接投資ストック額は3兆1,399億ドルで、米国(9兆7,577億ドル)、オランダ(3兆1,827億ドル)に次ぐ世界第3位を維持した。地域別では香港が1兆9,208億ドル(全体の6割超)で最大、次いで英領バージン諸島(3,319億ドル、10.6%)、ケイマン諸島(2,149億ドル、6.8%)が続いている。

※ この要約はAIによって自動生成されました。正確性については元記事をご参照ください。

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