内閣府経済財政諮問会議の第10回会議が令和7年8月7日（木）16時35分から17時20分まで、総理大臣官邸4階大会議室で開催されたことについて解説したものです。
主要議題と審議内容 マクロ経済運営における金融政策・物価等に関する集中審議、内閣府年央試算、中長期の経済財政に関する試算、予算の全体像、令和8年度予算の概算要求基準について審議が行われました。これらは日本経済の中期的な見通しと政策運営の方向性を決定する重要な検討事項です。
金融政策と経済見通し 日銀総裁の植田議員から金融政策運営に関する資料（171KB）が提出され、現在の経済情勢と金融政策スタンスについて説明されました。内閣府からは令和7年度年央試算について2つの資料（164KB、230KB）が示され、今年度の経済成長率やインフレ率の見通しが更新されました。
中長期経済財政試算 中長期の経済財政に関する2025年8月試算のポイント（532KB）と詳細版（904KB）が提示され、向こう10年程度の経済成長パス、財政収支改善見通し、社会保障費の推移などが示されました。また、この試算を踏まえた参考資料（632KB）により、財政健全化目標との整合性が検証されました。
予算編成方針 令和8年度予算の全体像（584KB）では概算要求段階での重点分野と歳出規模の方向性が示され、概算要求基準については加藤議員から案（528KB）が提出されました。有識者議員からは内閣府試算を踏まえたマクロ経済財政運営について提言資料（526KB）が提出されました。
記事は、日本の経済政策運営において、短期的な景気動向から中長期的な財政健全化まで包括的な政策検討が政府最高レベルで行われた審議プロセスを示しています。