内閣官房が令和7年7月31日に開催した渇水対策関係省庁会議幹事会の議事次第について報告したものです。
令和7年7月31日(木)15:30から16:00にかけて、web開催により実施された渇水対策関係省庁会議幹事会の議事内容と配布資料について公表されています。本会議は、全国的な渇水状況の把握と関係省庁間の連携による対応策の検討を目的として開催されました。
会議の議事内容
会議では4つの主要議事が扱われました。第1に国土交通省による全国の渇水状況の報告、第2に農林水産省による農業用水の渇水状況と対応について、第3に国土交通省による水道用水の渇水状況と対応について、第4に気象庁による全国の降水の状況と今後の見通しについて議論されました。
各議事には対応する配布資料が用意されており、資料1では国土交通省が全国の渇水状況を詳細に報告し、地域別の水資源の逼迫状況や河川流量の推移などが示されています。資料2では農林水産省が農業用水の渇水状況と対応策を説明し、農業生産への影響や節水対策、代替水源の確保策などが取りまとめられています。
水道用水と気象情報
資料3では国土交通省が水道用水の渇水状況と対応について報告し、上水道供給への影響、取水制限の実施状況、住民への節水要請などの対応策が整理されています。資料4では気象庁が降水の状況と今後の見通しを提供し、気象予測に基づく渇水リスクの評価や警戒すべき地域の特定などが行われています。
政府の渇水対策体制
本会議は内閣官房が主導する渇水対策関係省庁会議の幹事会として位置づけられており、国土交通省、農林水産省、気象庁など関係省庁が連携して全国の渇水状況を監視し、必要な対策を協議する重要な枠組みです。特に夏季の水需要増加と降水量減少が重なる時期において、水資源の適切な管理と配分、緊急時の対応策検討が行われています。
記事は、政府が関係省庁間の密接な連携により全国の渇水状況を総合的に把握し、農業、上水道、工業用水など各分野における適切な渇水対策を推進していることを結論づけています。