令和8砂糖年度・令和8でん粉年度における価格調整制度の各種指標の決定について
概要
農林水産省は、砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律に基づき、令和8砂糖年度における砂糖、異性化糖及び加糖調製品糖と、令和8でん粉年度におけるでん粉の価格調整制度の各種指標を決定・公表した。両年度は令和8年10月1日から令和9年9月30日までで、調整基準価格、調整率、2次調整金、国内産品への交付金単価などを定めている。
要点
- 農林水産省が令和8砂糖年度・令和8でん粉年度の価格指標を決定・公表した。
- 砂糖調整基準価格は155,500円/製品トン、指定糖調整率は38.14%とされた。
- でん粉調整基準価格は202,360円/製品トン、指定でん粉等調整率は4.598%とされた。
- 国内産糖・国内産いもでん粉の交付金単価が、原料別に定められた。
概要
令和8砂糖年度・令和8でん粉年度は、令和8年10月1日から令和9年9月30日までの期間である。新年度の開始に当たり、農林水産省が砂糖、異性化糖、加糖調製品糖及びでん粉の各種価格指標を決定・公表した。
制度は、砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律に基づき、諸外国との生産条件の格差から生ずる不利を補正するためのものである。安価な輸入品から徴収した調整金を主たる財源とし、国産品の生産者及び製造事業者に交付金を交付する。
影響
安価な輸入品から徴収した調整金を主たる財源として、国産品の生産者及び製造事業者に対し、国産品の生産・製造コストと販売額との差額相当の交付金を交付する価格調整制度を実施している。
詳細
砂糖では、砂糖調整基準価格155,500円/製品トン、指定糖調整率38.14%、2次調整金25,613円/製品トンを定めた。国内産糖交付金単価は、てん菜原料が27,592円/製品トン、さとうきび原料は地域別に44,419~126,830円/製品トンである。鹿児島県では種子島47,898円、奄美大島80,530円、喜界島49,702円、徳之島44,419円、沖永良部島45,960円、与論島87,103円、沖縄県では沖縄本島46,733円、伊是名島94,790円、久米島76,297円、南大東島73,140円、北大東島126,830円、宮古島46,002円又は53,389円、石垣島60,960円とし、沖縄本島内で製造・販売されるものは37,433円/製品トンとした。なお、沖縄本島の46,733円は沖縄本島内において販売されるものを除く。
異性化糖では、調整基準価格236,174円/製品トン、調整率20.78%、2次調整金14,191円/製品トンとした。加糖調製品糖では、調整基準価格308,555円/製品トン、調整率32.70%とした。各調整率は、内外のコスト格差等に乗じて調整金単価を算定する負担水準を定める率である。
でん粉では、調整基準価格202,360円/製品トン、指定でん粉等調整率4.598%を定めた。国内産いもでん粉交付金単価は、ばれいしょ原料が23,676円/製品トン、かんしょ原料が67,531円/製品トンである。
調整基準価格は輸入品等と国内産品の価格調整の基準となり、調整金は輸入者等から徴収される。今回の指標は、砂糖、異性化糖、加糖調製品糖及びでん粉の各制度について定められた。