我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和5年度)の公表について

令和5年度食品ロス発生量の推計結果

環境省が2025年6月27日に公表した調査によると、令和5年度の我が国の食品ロス発生量は約464万トンと推計された。このうち家庭系が約233万トン、事業系が約231万トンとなっている。前年度(令和4年度)の472万トンと比較して約8万トンの減少となった。

過去10年間の推移と改善状況

長期的改善傾向の確認:

  • 平成24年度: 643万トンから大幅改善
  • 令和5年度: 464万トンまで減少(約28%削減)
  • 家庭系: 平成24年度312万トン → 令和5年度233万トン(25%削減)
  • 事業系: 平成24年度331万トン → 令和5年度231万トン(30%削減)

国際目標と国内削減目標

SDGs目標: 2030年までに世界全体の一人当たり食料廃棄を半減 国内具体目標:

  • 家庭系食品ロス: 2000年度比で2030年度までに半減(早期達成目標)
  • 事業系食品ロス: 2000年度比で2030年度までに60%削減

環境省の具体的取組施策

モデル事業の実施状況:

  • 食品廃棄ゼロエリア創出モデル事業: 7件採択(令和6年度補正予算)
  • 食品の消費行動に伴う食品ロス削減対策導入モデル事業: 5件採択
  • 消費者の行動変容等による家庭系食品ロス削減推進モデル事業: 一次公募3件採択

普及啓発ツールの整備:

  • 食品ロスポータルサイトの運営・更新
  • mottECO(外食時の食べ残し持ち帰り)普及啓発資材提供
  • 自治体職員向け取組事例集(27事例を掲載)
  • 地方公共団体向け食品ロス削減推進計画策定マニュアル

※ この要約はAIによって自動生成されました。正確性については元記事をご参照ください。

関連記事