東ジャワ最大の製造業展示会「マニュファクチャリング・スラバヤ」活況、出展者も商談に手応え(インドネシア)

展示会の概要 インドネシア・東ジャワで最大の製造業関連展示会「マニュファクチャリング・スラバヤ2025」が7月16~19日にスラバヤ市内の国際展示場で開催された。主催者のパメリンド・インドネシアによると、出展社数は15カ国から167社、来場者数は4日間で8,315人(速報値)と前年より約300人増加した。ジェトロ・ジャカルタ事務所は、インドネシアに拠点を持つ日系中堅・中小企業13社で構成されるジェトロブースを設置し、前年の7社から出展枠を拡大した。

出展業界と商談実績 出展企業の業種は金型、大型製造設備、オートメーション設備、排水用浄化槽、ソフトウェア、バイオマス、プラスチック成型、表面処理、金属管加工など多岐にわたった。フジロイ・インドネシアの竹本鉄也マーケティングダイレクターは「部品を持ってきてこれを作れるかと質問される展示会は他にない」と述べ、取引増加次第では営業拠点設立も検討すると意向を示した。

ITソリューション分野の成果 アジアクエストインドネシアのディアン・ラディチャ・ブランチマネジャーによると、「ITやAIで何ができるかという問いかけから具体的な課題解決の相談に発展し、初日に来訪した企業とは会期中にミーティングの機会を得た」という。意思決定者が来場するため、工場訪問などのアポイントをすぐに取得できたと商談のスピード感を評価した。キーエンス・インドネシアの清水充国際プロジェクトマネジャーも、開催2日目以降は予想を上回る企業がブースに来訪し、ほとんどがインドネシア資本の製造業で反応に手応えを感じたと述べた。

東ジャワ州の経済環境 在スラバヤ日本総領事館によれば、東ジャワ州の2025年第1四半期の経済成長率は5.0%と、インドネシア全体の成長率を上回った。州内には13の工業団地があり製造業が集積している一方、製造ラインを支えるサポート産業の進出はまだ途上にある。そのため、多くの企業経営者が自ら課題解決のための製品やサービスを探しに来場する傾向が強く、担当者レベルの来場が多いジャカルタでの展示会と比較して意思決定が速い理由となっている。本展示会は、西ジャワに続く新たな市場として、東ジャワへの販路拡大を目指す企業にとって効率的なビジネスチャンス獲得の機会となった。

※ この要約はAIによって自動生成されました。正確性については元記事をご参照ください。

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