日中経済協会北京事務所とSake@が共催、ジェトロ北京事務所が後援する「Sake@酒鬼年会-夏の終わりのほろ酔い納涼祭」が8月30日、北京市東城区内の胡同にある文化施設「宏恩観」および隣接するレストラン「和木・帰」のテラスで開催された。60銘柄以上の日本酒と20品以上の日系企業の酒肴を展示・提供し、500人以上の日本酒愛好者にプロモーションを行った。
Sake@清酒文化節は毎年北京、上海で開催される日本酒愛好者向けのイベントで、日本酒愛好者の定着を図るために毎年1~2回の愛好者の集まりを開催している。日中経済協会北京事務所は、北京フード会に参加する日系食品企業と酒類関連企業とも連携し、約20品の酒肴と20銘柄以上の日本酒、焼酎と果実酒を提供した。参加者からは「普通の日本料理屋で食べたことのないクオリティだ。売っている店を知りたい」「日本の酒肴を食べながら日本酒を飲むと、ザ・ジャパンの感じで、すごくいい」との声があった。
イベントに参加した食研食品(中国)の木村誠販売総監(北京フード会会長)は「この活動は中国の方に日本を深く理解していただく良い機会と考え、毎回参加している。今回、日本風唐揚げなどが中国のお客様に受け入れられるか心配だったが、おいしかったとリピート買いをしに来てくれた人もたくさんいた」と述べた。日中経済協会北京事務所の山田智子副所長は「今回のイベントは、北京市内の清酒愛好者、特に飲食店、バーなどのオーナーを対象に日系食品企業の商品をPRすることを目的として開催した」と説明し、新規販路開拓への期待を示した。