仕事と育児の両立等に関する実態把握のための調査研究事業 令和5年度厚生労働省委託事業
厚生労働省が令和5年度の委託事業として実施した「仕事と育児の両立等に関する実態把握のための調査研究事業」の調査結果を公表した。この事業では、仕事と育児の両立に関する現状と課題を把握するため、企業と労働者の両方を対象とした包括的な調査が実施された。
調査は2つの異なる対象に対して実施されており、企業調査と労働者調査それぞれについて詳細な報告書が作成されている。企業調査報告書(22.3MB)では、企業における仕事と育児の両立支援制度の整備状況、実際の運用実態、課題等について分析している。一方、労働者調査報告書(37.6MB)では、実際に働く労働者の視点から、仕事と育児の両立における困難や支援ニーズ、制度利用の実態等について詳細な分析が行われている。
これらの調査結果は、今後の両立支援政策の検討材料として活用され、働く親が仕事と育児を両立しやすい環境づくりに向けた具体的な施策の検討に反映される予定である。調査研究事業は雇用環境・均等局職業生活両立課が所管し、企画係(内線7855)が照会先として指定されている。概要版として企業調査と労働者調査の両方の報告書が公表されており、詳細なデータと分析結果により、仕事と育児の両立を取り巻く現状と今後の課題が明らかにされている。