2025年の米不足を契機とした気候変動に強い農業への転換を提言したコラムです。
主要なポイント
1. 「令和の米騒動」の実態
- 2025年産米収穫量:740万トン(平年比▲15%、戦後3番目の不作)
- 原因:記録的猛暑(7-8月平均気温30.2℃)と水不足
- 米価急騰:60kg当たり18,000円(前年比+45%)
- 輸入米緊急確保:50万トン(過去最大規模)
2. 気候変動が農業に与える影響
- 高温障害:一等米比率45%(過去最低、平年70%)
- 病害虫被害:トビイロウンカ被害面積が前年比3.2倍
- 水資源:西日本のダム貯水率58%(平年比▲20ポイント)
- 適地北上:コメ栽培適地が10年で100km北上
3. 転換への具体策
- 品種改良:高温耐性品種の開発加速(「にじのきらめき」普及率目標30%)
- スマート農業:AIによる水管理で用水30%削減
- 作物転換:高温適応作物(オリーブ、アボカド)への転作支援
- インフラ整備:耐旱性灌漑システムへの投資(10年で3兆円)
記事は、今回の米不足を一過性の問題とせず、持続可能な農業への転換点とすべきと提言しています。