インパクトを志向するスタートアップのインパクトへの取り組み状況と資金調達における課題について、SIIFとISAが共同調査を実施したものです。
主要なポイント
1. 調査概要と規模
- 調査期間:2025年2月~4月
- 対象:インパクトスタートアップ協会正会員206社
- 回答数:38社(回答率18%)
- 6セクション・全14問の選択式アンケート
2. インパクト投資の現状と可能性
- インパクト投資による資金調達割合が20%以下の事業者:68.4%
- 今後のインパクト投資にポジティブな事業者:80%超
- アーリーステージ企業が50.0%を占め資金調達ニーズ高い
- インパクト投資の拡大余地が大きいことが判明
3. 組織体制とIMM(インパクト測定・マネジメント)の取り組み
- IMMを事業改善に反映:75.0%
- 競争優位性の確立に活用:52.8%
- 経営陣がIMMの必要性を理解:51.4%
- データだけでなくストーリーで示す事業者:51.4%
4. 資金調達における課題
- 財務リターンとインパクトの両立をデータで示せる事業者:24.3%のみ
- インパクト投資事例の乏しさを課題と認識:48.6%
- インパクト投資家との出会い方がわからない:43.2%
- フィランソロピーや公的資金の不足:43.2%
5. 行政への期待
- インパクト志向スタートアップへの政策的後押し:78.4%が期待
- 長期支援制度の必要性:62.2%
- 公共調達での積極活用:51.4%
- 税制優遇など促進策の不足:40.5%が指摘
記事は、本調査が投資家と事業者の対話を促進し、持続可能なインパクト・エコノミーの形成を加速させる礎となることを期待していると結論づけています。