令和8年度から高等学校卒業程度認定試験に新たに追加される試験科目「情報」のサンプル問題を公表したものです。
主要なポイント
1. サンプル問題公表の背景と目的
- 令和8年度第1回試験より試験科目に「情報」が追加されることに対応
- 受験者が出題形式や内容を事前に把握できるようサンプル問題と解答を公表
- プログラム表記は大学入学共通テスト試作問題に準じる形式を採用
- 総合教育政策局生涯学習推進課が所管
2. サンプル問題の構成と内容
- 全21問で構成(解答番号1~21)
- 選択式問題形式(4択:⓪~③から選択)
- 基礎的な情報リテラシーから応用的な思考まで幅広く出題
- 実生活に即した場面設定による問題も含む
3. 出題内容の具体例
- 情報の基礎概念:フローチャート、標本化周波数、2進法の理解
- インターネット技術:Webページ表示過程(URL、IPアドレス、データの関係)
- 情報リテラシー:情報の信頼性判断、複数視点での情報比較の重要性
- 生成AI関連:生成AIとの付き合い方、著作権・肖像権の理解、適切な活用方法
4. 問題の特徴と評価の観点
- 日常生活で遭遇する情報技術の場面を題材として活用
- ブレーンストーミングなどの思考法の理解も評価対象
- 生成AIなど最新技術に関する倫理的な判断力も問う
- 単なる知識だけでなく、情報を適切に扱う能力を総合的に評価
記事は、情報社会を生きる上で必要な基礎的な知識・技能と、実践的な情報活用能力を測る試験として「情報」科目が設計されていることを示しています。