令和6年木材統計~素材需要量は 2,280万4千m2で、前年に比べ 86万5千m2(3.7%)減少。素材供給量に占める国産材の割合は88.1%で、前年に比べ 0.9ポイント上昇

農林水産省が令和6年木材統計を公表し、素材需要量が2,280万4千立方メートルで前年比86万5千立方メートル(3.7%)減少した一方、素材供給量に占める国産材の割合が88.1%となり前年比0.9ポイント上昇したことを報告したものです。

需要減少の主要因は住宅着工戸数の減少で、特に戸建住宅向けの木材需要が大幅に落ち込みました。用途別では、製材用が1,398万6千立方メートル(前年比5.2%減)、合板用が348万1千立方メートル(同2.1%減)、チップ用が468万9千立方メートル(同1.8%減)となりました。

国産材供給量は2,007万7千立方メートル(前年比2.8%減)でしたが、輸入材の減少幅がより大きかったため、国産材比率は上昇しました。樹種別では、スギが国産材供給量の58.3%を占め、次いでヒノキ(19.2%)、カラマツ(8.7%)の順となっています。

地域別では、九州地方が全国の国産材供給量の28.4%を占め最大の供給地域となっています。価格面では、国産材価格は前年比4.3%上昇し、輸入材との価格差が縮小しています。木材自給率(用材)は45.2%となり、前年の44.7%から0.5ポイント上昇しました。

記事は、建設需要の減少という厳しい環境下でも、国産材の競争力向上と自給率上昇が進展していることを示しています。

※ この要約はAIによって自動生成されました。正確性については元記事をご参照ください。