第2回アフリカ気候サミット開催、アフリカ主導の気候対策と資金拡充を強調

【第2回アフリカ気候サミット開催】 エチオピアの首都アディスアベバで2025年9月8~10日、第2回アフリカ気候サミット(ACS2)が開催された。エチオピア政府とアフリカ連合(AU)の共催で、「グローバル気候ソリューションの加速:アフリカの持続可能で環境に配慮した発展のための資金調達」をテーマに、アフリカ45カ国の元首・首脳級を含む約2万5,000人が参加した。

【エチオピア首相の主張】 アビィ・アハメド・エチオピア首相は開会式で「アフリカは気候変動の被害者ではなく、解決策の推進力として位置づけられるべきだ」と強調。7年間で480億本の植樹を行ったグリーンレガシー・イニシアチブや、5,000メガワット(MW)級の再生可能エネルギーを供給するグランドルネッサンスダム建設などの実績を紹介し、同ダムを「大陸の統一と自立、環境に配慮した未来の象徴」と位置づけた。

【新たな気候イノベーション協定】 首相はアフリカ気候イノベーション協定(ACIC)の設立を提案し、2030年までに1,000のアフリカ発気候ソリューションの創出と年間500億ドルの資金調達を目指すと発表。また、2027年の国連気候変動枠組み条約第32回締約国会議(COP32)のエチオピア開催立候補も表明した。

【気候変動資金の議論】 マフムード・アリ・ユスフAU委員長は「世界のGHG排出量のうちアフリカが占めるのは4%未満だが、気候変動の最も深刻な影響を受けている」と指摘し、適正かつ安定的な気候変動対策資金の必要性を訴えた。サミットでは、アフリカ開発銀行(AfDB)やアフリカ輸出入銀行(Afreximbank)によるアフリカ・グリーン工業化イニシアチブ(AGII)への1,000億ドル拠出確約などが発表され、最終日に「アディスアベバ宣言」が採択された。

※ この要約はAIによって自動生成されました。正確性については元記事をご参照ください。

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