経済産業省が2025年7月15日に発表した、日・EUビジネス・ラウンドテーブル(BRT)による政策提言書の手交について報告したものです。
2025年7月14日、大串正樹経済産業副大臣は、日・EUビジネス・ラウンドテーブルの遠藤信博日本側共同議長から「日本とEU - 変化する世界におけるグローバル・パートナーシップ」と題する政策提言書の手交を受けました。日・EUビジネス・ラウンドテーブルは1999年に発足した組織で、日本と欧州の産業界を代表する企業幹部が一堂に会し、両地域の経済関係強化に向けた政策提言を行っています。
2024年度の提言書は、今年のBRTのテーマである「経済安全保障」と「産業競争力」を中心に作成されました。提言内容は、貿易関係、投資・規制協力、ライフサイエンス、デジタル、環境といった日・EU産業界の共通課題に関する幅広い分野をカバーしています。これらの分野は、両地域の経済関係において特に重要性が高く、相互の協力強化が求められている領域です。
変化する国際情勢の中で、日本とEUは価値観を共有する重要なパートナーとして、産業協力を一層深化させる必要があります。今回の提言書は、両地域の産業界から見た具体的な協力の方向性を示すものであり、今後の政策立案において重要な参考資料となることが期待されています。
記事は、経済産業省が本提言書を踏まえ、引き続き日・EU間の産業協力を推進していく方針であることを示しています。