令和7年8月4日に開催された第71回中央最低賃金審議会の配布資料について公開したものです。
本審議会は厚生労働省省議室(9階)において20時から開催され、最低賃金の改定に向けた重要な審議が行われました。今回の審議会では、中央最低賃金審議会による目安答申を受けた後の地方最低賃金審議会における審議の流れについて検討が行われています。
配布資料として、議事次第・資料一覧、「目安答申後の地方最低賃金審議会における審議の流れ」に関する資料No.1(1.2MB)、および「中央最低賃金審議会目安に関する小委員会報告」の資料No.2(42.1MB)が公開されています。特に小委員会報告は大容量の資料となっており、最低賃金改定の詳細な検討内容が含まれているものと推測されます。
中央最低賃金審議会は、最低賃金法に基づいて設置された厚生労働大臣の諮問機関で、全国的な最低賃金の水準について審議を行い、地方最低賃金審議会の審議の参考となる目安を示す重要な役割を担っています。今回の審議は、令和7年度の最低賃金改定に向けた重要な段階であり、その後の各都道府県の地方最低賃金審議会での具体的な賃金額決定に大きな影響を与えることになります。
本審議会の照会先は労働基準局賃金課指導係となっており、担当者は塩原・大迫(内線5546)、直通電話は03-3502-6758となっています。
記事は、日本の最低賃金制度の運用において中核的な役割を果たす審議会の重要な会議資料を公開し、最低賃金改定プロセスの透明性確保に寄与していると評価されています。