ジェトロビジネス短信:米州地域貿易・投資動向レポート

【内閣改造の実施】 インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領は9月8日、スリ・ムリヤニ財務相を含む5人の閣僚を退任させ、2025年大統領決定第86/P号に基づき、新設した巡礼省の正副大臣を含む大臣4人と副大臣1人を任命した。同日、ジャカルタの大統領宮殿で新閣僚の就任式が行われた。

【新閣僚の人事】 新たな閣僚として以下が任命された:

  • 財務相:プルバヤ・ユディ・サデワ氏
  • 海外労働者保護相:ムクタルディン氏
  • 協同組合相:フェリー・ジョコ・ユリアントノ氏
  • 巡礼相:モハマド・イルワン・ユスフ氏
  • 巡礼副大臣:ダフニル・アンザル・シマンジュンタク氏

ブディ・グナワン政治・治安担当調整相とディト・アリオテドジョ青年・スポーツ相の退任も発表された。

【財務相交代の注目点】 長期にわたり財政運営を担ったスリ・ムルヤニ・インドラワティ氏が退任し、預金保険機構(LPS)での実務経験を持つエコノミスト、プルバヤ・ユディ・サデワ氏が就任。

プルバヤ氏は就任後の会見で政策の継続と改善を基本方針とし、GDP成長率をまず6%程度へ引き上げ、その後2~3年で8%成長の実現を目指す方針を表明。債務残高対GDP比は約39%の水準を維持し、財政赤字はGDP比3%以下に抑制すると明言した。

【巡礼省の新設】 宗教省から独立するかたちで巡礼省が新設され、ハッジ(大巡礼)とウムラ(小巡礼)に関する業務を専門に扱う。世界最大のイスラム教徒人口を抱えるインドネシアにとって、巡礼者のためのサービス向上、管理体制の効率化などは重要な課題であり、新省庁の設立で対応を強化する狙いがある。

※ この要約はAIによって自動生成されました。正確性については元記事をご参照ください。

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