国土交通省が発表した令和7年（2025年）5月分の航空輸送統計速報についてまとめたものです。
国内定期航空の輸送実績
2025年5月の国内定期航空の旅客輸送量は9,074千人、8,522,810千人キロとなりました。旅客輸送は人ベースで前年同月比5.1%増、人キロベースで5.0%増と堅調な伸びを示し、座席利用率は77.0%を記録しています。
貨物輸送は48,981トン（超過手荷物・郵便物含む57,494トン）、53,426千トンキロ（同62,575千トンキロ）で、トンベースで前年同月比9.5%増（超過手荷物・郵便物含む8.6%増）、トンキロベースで9.4%増（同8.9%増）となり、重量利用率は53.8%でした。
国際航空の輸送実績
国際航空輸送については、旅客輸送量が1,875千人、9,267,803千人キロとなりました。旅客輸送は人ベースで前年同月比13.9%増、人キロベースで12.8%増と大幅な増加を示し、座席利用率は82.5%と国内線を上回る高水準となっています。
貨物輸送は129,725トン（超過手荷物・郵便物含む134,092トン）、719,421千トンキロ（同736,926千トンキロ）で、トンベースで前年同月比0.4%減（超過手荷物・郵便物含む0.5%減）、トンキロベースで2.0%減（同2.1%減）とわずかな減少となり、重量利用率は70.1%でした。
記事は、航空業界の回復傾向が継続しており、特に国際線の旅客需要が力強い伸びを示している一方、貨物輸送では国内線が好調、国際線が微減という対照的な動向を示していることを明らかにしています。